自己嫌悪

 「人は、自分を愛することではじめて誰かに愛される人になれるんです。みなさんも、まずは自分を愛してみましょうね。」


深夜2時。カップラーメンを啜りながらなんとなく頭に浮かんだ過去の記憶は、未だに心に大きな棘を残したまま。先生の一言なんて、覚えておくもんじゃない。スープを言葉ごと排水溝に流し込んだ。


「自己嫌悪」より

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る