47

「……言ったよね?

 ボクのモノには触れないで、って。

 勝手なことしないでくれるかなぁ。

 うん?

 コロシはしないよ。

 もっとを思いついたから。

 生かしてあげるさ。

 誰も知らない、その場所へ……

………………してきてくれるかな?

 活かしなよ、その命。

 ボクのために、何でもするって言ったよね?」



――これは、空耳?

  やっぱり、これも、何も聞かなかったことに、しておこう。

 

  世の中には、知らない方がしあわせなこともある、らしい。








  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る