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慈しんでくれた人達は
心なき者の手によって
無実の罪で裁かれた。
大切な人すら護れずに
泣き暮らすしかできぬなら
この身は不要。
遺された者に何ができる?
嘆くだけでは何も変わらぬ。
この権力を いかがしようか。
……
――これは、内緒にしておいてね。
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