41

 慈しんでくれた人達は

 心なき者の手によって

 無実の罪で裁かれた。


 大切な人すら護れずに

 泣き暮らすしかできぬなら

 この身は不要。


 遺された者に何ができる?


 嘆くだけでは何も変わらぬ。



 この権力を いかがしようか。







……王子あくまの目に光るもの


――これは、内緒にしておいてね。









  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る