第9説 力量の正体

「第6説」において、力量という言葉を使った。書いた自分にも正体が掴めないものだと思いながら書いたが、考えてみれば、カクヨムでも色々な作品に触れるたびに、深くふかく痛感するものたちがあるのであって、おそらくそれらが力量を構成する要素の一つひとつであるはずなのだ。

これらは、小説を書くことにおいて必須とは言えないかも知れない。

とは言え、無いと寂しいものがある。

いま思いつくそれらは、エスプリとユーモアである。

エスプリ。僕は、言葉を知らない・知識が無いと自分自身でも思ってはいる。しかし、それでもゼロではないだろう。ちょっとはあるはずなのだが、それらをオシャレに使えないのである(もしかしたら、エスプリとオシャレには距離があるのかも知れないけれど……)。言い換えると、ただでさえ少ない知識をうまいこと使えていないのだろう、ということである。

ユーモア。これは、もう、本当に痛感している。カクヨムに投稿している皆さん、本当に面白い! 本当に僕には欠如していると思う。本当に羨ましい。


*今回、この文章を書きながら「オシャレ」という言葉が出てきたのは、自分的には収穫ではあった。

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