登場人物紹介 偽フクロウ編





【小町コハル】


 農業高校を卒業後、実家の花屋へ就職し、現在4年目となった。仕事にも慣れ、隙間時間に出来る趣味としてRSFをプレイしている。


 ゲームやネットとは縁のない人生を送っていたこともあり、初対面のヨルに本名や現実世界での職業をぶち撒けるなどの事をやらかす。


 プレイ開始当初は何も分からず右往左往していたが、イツヒに拾って貰った事から従業員として働く事でRSFに居場所を見出した。


 イツヒから営業のノウハウを教えてもらう過程で、様々な経験を積んでおり、戦闘能力は無いものの、単純なレベルだけは攻略組と並ぶ。


 イツヒが倒れ、店が臨時休業となってからは現実世界でも元気を失い、両親や妹に心配された。


 イツヒが亡くなった後、孤軍奮闘するも、限界を迎えかけていた時、ヨルと出会った。


 おっとりとした性格で、包容力のあるお姉ちゃん気質。実際に歳の離れた妹もおり、デレデレに甘やかしている。妹曰く、ふわふわで抱き心地が最高、らしい。


 レベルの高さから、ヨルにモンスターの狩りも勧められたが、あまりにも運動のセンスが無く諦めた。本人曰く、学生の頃の体育の成績は頑張って2だった、らしい。


 おっとりお姉さん店長コハルさん、これからもよろしくお願いします。




【カラス】


 今回の1番の被害者。闇医者に装備が似ている事から偽フクロウと仮称されたが、その実は、アサシンビルドにカラスの仮面と言った厨二心満載な全くの別物であった。


 服装の趣味や鳥類の仮面を身につけるなど、ヨルと類似する部分が多数ある。騒動に巻き込まれるところもフクロウに似ているでお馴染み。


 カラスと呼ばれているが、プレイヤーネームは『キア』。本名が結城アキである事から取ったものである。ただ、カラスと呼ばれる事を気に入っており、ヨル同様仮面を被った時はカラスを呼称するようになった。


 幼少期から男の子と混ざって遊ぶことが多く、可愛いよりもカッコいいが好きであった。成長するに連れて周りと馴染めなくなり、中学2年に進級したタイミングで不登校になる。


 家にいる間、暇な時間を潰すためにRSFを始めるが、その自由度に心奪われ、どっぷりとハマることとなった。


 負けず嫌いであり、いつも真剣な真面目系。言われた事を素直に聞き入れてしまう性格から、無意識に生き辛さを覚えていたが、ヨルとの出会いにより、世界が広がった。


 ヨルの初動画に出演した際、ただ釣りをしながら話すだけで良いのかと疑問に思っていたが、完成した動画を見てその面白さに感動した。その影響から映像系に興味を持ち始める。


 動画に付いたカラスに対するコメントを読み、顔を真っ赤にしてベッドで悶えていた。本人曰く、褒められるのは嬉しいけど恥ずかしい、らしい。


 現在はゲーム内でコハルさんのお店を手伝いつつ、徐々に学校へ行く時間を増やしている。長かった髪も短く切り揃え、久しぶりに袖を通した制服は思ったよりも軽かったようだ。


 そんなボクっ娘アサシンなカラス、これからもよろしくお願いします。




【ユマ】


 今回の加害者。実はヨルが始めた物語なのではと言う説があるが、まあ今回はコイツが悪い。


 本名は坂田ユウマ。映像系の専門学校を卒業後、テレビ業界に就職。理不尽な残業やパワハラなど、社会の闇に半年耐えるも、うつ病と診断された事から退職。


 退職後半年間は、布団から起き上がれない事が多かったり、気が付けば涙が出ていたりと苦しんでいたが、趣味であったゲームの一つとしてRSFを始めた事で生きる活力を得る。


 その後ワーハルやその他にもフレンドが出来た事で狼紅蓮が結成された。居場所を守るため奮闘するも、空回りした結果が今回の騒動となった。


 カラスへの謝罪と動画の作成を報告する際、深く頭を下げた。許しを得たが、ユマ的には、真の意味で許してもらえるまでは、そしてその後の事も行動で示していくらしい。ヨルはそれをみながら面倒くさい奴だなと思った。


 編集した動画はヨルと二人で最終確認をし、投稿。初日で2万回再生を達成した。チャンネル登録も順調に増えており、コンテンツとして機能している事が証明された。


 カラスが映像系に興味を持った事から、時折り編集について教えている。ユマ曰く、カラスは自身のプレイ映像をカッコよく編集した動画、いわゆるモンタージュを作成したいらしい。頑張ってね。


 前科ありな更生中編集者ユマ、これからよろしくお願いします。














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 作者のりょです!


 偽フクロウ編完! という事で登場人物紹介を書かせていただきました。


 今回のテーマとして、寄り添う味方について取り上げてみました。


 ゲーム内ではありますが、身近な人を亡くしたコハルさん。


 周りとのズレから、現実世界に居場所のないカラス。


 立ち直らせてくれた、唯一の居場所を失ったユマ。


 3人に共通する部分は、寄り添ってくれる味方が必要というものだと思います。その味方がヨルくんだったわけですね。


 心の病を扱うお医者さん、いわゆる心理カウンセラーを自分なりにリスペクトした形になります。


 肯定や否定ではなく、共感。一人ではないという孤独感の除去。具体的な居場所の提供といったものは、言葉にするのは簡単ですが、実際に完璧に出来るかと言われればかなり難しいものだと思います。


 それでも、俺味方だから! というその一言が大事になってきます。誰かの心に響いてくれたら嬉しいです。


 他にも裏テーマとして、ヨルくんの上がり過ぎた好感度を下げようという目的もありました。


 ビルズ編で主人公させ過ぎちゃいましたからねぇ笑


 ヨルくんは聖人君子でなければ、完璧超人でもない。日々生活するだけで、どこかで他人を傷つけてしまう。ゲームでも誰かを不快にさせている等身大な人間です。


 まあ、これは誰にでも言えるですけどね。全員が幸せになれるなんて事はほとんどあり得ない。生きているだけで、どこかで誰かを苦しめているかもしれない。気にし過ぎは良くないけど、気にしなさ過ぎも良くない。


 難しいですね、人生。


 さあ、次から新しい章の始まりです。これからもヨルくんが本気でゲームを楽しむ姿を楽しんでください!


 せーの、レッツ闇医者!!

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