Sid.97 豊穣の女神にも充分な休息を

 事前の宣言通りスーパーで弁当を買い、別荘に戻るとソファに倒れ込む絢佳さんだ。


「疲れちゃった」

「休んでてください」


 俺が交代できればと思うも、免許は無いし。

 買ってきた弁当は冷蔵庫に仕舞っておく。十九時頃に食べる予定だからな。

 ソファに寝転ぶ絢佳さんって。ばるんばるんと尻の迫力が凄い。太ってるわけじゃないのに、いろいろ肉感があって、それだけを見ると肥満体に見えてしまう。


「なんか飲みます?」

「ビール」

「いえ。それ以外で」

「もう。ケチなんだから」


 疲れて酔っ払うと確実に寝てしまう。食事はしっかり食べて欲しいし、風呂も入った方がいいからな。寝てしまうとぐだぐだになる。

 あ、そうだ。


「マッサージしますよ」

「うん。お願い」


 服は遠慮なく剥いでいいらしい。下着も全部脱がせて、とか言ってるし。それだと目的が変わってしまう。

 だが、我慢ならない俺だ。しっかり服を脱がせていき、下着も脱がせると堪らんわけで。

 オイルを手にしてまずはうつ伏せの状態から。


「どこに疲労が溜まってます?」

「お尻痛いの」


 シートに座っていて圧迫されっ放しってことか。でかいからなあ。重量も相当ありそうだし。ばるんばるんと尻を足したら、どれだけの重量になるのやら。

 それでもまずは肩や腕や背中をマッサージする。

 撫で回して軽く指圧する感じで押すと「ふう」なんて声が漏れる。

 俺の股間はすでに準備万端整ってるぞ。いつでもできるが、まだやらない。


 うつぶせの状態でのマッサージが済むと、タオルを用意してそこに寝てもらう。

 ソファがオイル塗れになるからな。


「翔真君。なんで服着てるの?」

「あ、いや」

「今更遠慮しなくても」


 ですよねぇ。と言うことで全裸になって、そうなると絢佳さんの手がな。


「出ちゃいますって」

「出していいのに」


 まだ出さん。出すのは仕上げの繋がりで、だ。

 上半身をマッサージするが、ばるんばるんを激しく揺すると、艶めかしい声が漏れ出るし。

 下半身に移動すると、やっぱり重点的にやりたい部分が。


「足、少し広げますよ」

「どうぞ」


 内もものマッサージは閉じられるとできん。足を広げてマッサージをするも、視線は茂みの奥に固定される始末だ。俺って、どこまでも欲望に耐えられないのか。

 もっと広げてしまいたいが、そうするとソファゆえに足が落ちる。

 くっそ、このもどかしさ。


「ベッドでやりません?」

「動くのが億劫なの」


 已む無し。このままマグロ絢佳さんを蹂躙しよう。

 結局、仕上げの一発を噛まし「翔真君は若いから元気」とか言われた。


「まだ十代ですから」

「そうなのよねえ。私もあと十歳若ければって」


 二十代の絢佳さんか。さぞや愛らしい、いや、今も愛らしさは同じだと思う。

 違うのは体力面だろうな。俺に付き合い切れる体力があっただろうし。三十代ってのは衰えを感じ始める頃なのだろう。

 絢佳さんの場合は重量物を下げてるし、一般的な女性より疲れそうだ。


「シャワー浴びちゃおうかな」

「汗とオイル塗れですからね」


 ぬるぬるの感触もまた堪らんかった。

 ソファから起き上がると、勢いばるんばるんが揺れ動く。そのままバスルームに行き、二人でシャワーで流しっこだ。

 またも元気になる俺だが、絢佳さんはお疲れ気味ってことで、何もせずに出て体を拭いて服を着るのだが。


「絢佳さん、下着は?」

「締め付けられるから」


 ノーブラノーパンって奴だ。服だけ纏って下着は無し。

 俺を誘ってるのかと思うが、お疲れ絢佳さんだし、今日はこれ以上やると明日に支障出そうだし。

 蛇の生殺しだ。


 ダイニングテーブルの椅子に腰掛けると、ドカッとテーブル上にばるんばるんを置き「やっぱりこれが楽なの」とか言ってる。

 そのまま、ぐで〇まの如く伏せる絢佳さんだな。ばるんばるんが邪魔そうだけど。


「そろそろ弁当食べます?」

「もうそんな時間なんだ」

「じゃあ温めるんで」


 ついでに味噌汁も用意しよう。

 キッチンに立ちジャガイモの皮をむいて、適当なサイズにスライスして玉ねぎを刻んでおく。鍋に水を張り具材と顆粒出汁を入れ火にかけ、塩蔵ワカメを流水で洗い器に入れ塩抜きを済ませる。

 ぐつぐつ煮立ってきたら水を切ったワカメをカット。

 ジャガイモに火が通ったらワカメを投入し、火を止め味噌を溶き入れて完成だ。


 弁当はレンジでチンしてテーブルに。

 味噌汁もお椀に注ぎ入れテーブルに。


「絢佳さんできましたよ」

「あ、ごめんね。ありがとう」

「弁当温めて味噌汁用意した程度ですよ」

「それでもね」


 ぐ〇たま絢佳さんが体を起こし、姿勢を正すと「じゃあ食べようか」となり、簡易的な夕食を済ませることに。

 手の込んだものじゃなくてもいい。例えスーパーの弁当であっても、絢佳さんと一緒だから美味く感じられる。これは他の人では得られないものだ。


「明日ですけど」

「どこか行きたいところある?」

「いえ、休養日にしましょう」

「気を使わなくても」


 気くらいしか使えん。俺にできることなんてたかが知れてるし。

 少しいたわってあげる必要があるだろ。いつも家事をやってくれて、今回は慣れない車の運転もある。一日休めば回復するだろうし、俺は明日一日勉強していればいい。

 そもそも学生だし受験も控えてるし。


「と言うことで」

「なんか悪いかな」

「絢佳さんの休日でもあるんです」

「そう?」


 微笑むと愛らしいなあ。世の中にこんなにも素敵な人が居るとは。絢佳さんとの出会いに感謝だ。これって親父に感謝ってことか? 連れてきたのは親父だし。余計な付属品もあるがあれは無視していればいい。どうせ俺を受け入れる気は無いのだし。

 絢佳さんとこうして旅行ができる。充分幸福感を得られるな。


 夕食が済み片付けもやると、少々恐縮するようだが、今日明日はしっかり休んで欲しい。

 帰りにまた空港まで運転しないといけないし。

 疲れを残して事故でも起こしたら目も当てられん。


 寝るまでの間は、まったりのんびり、何もせずに過ごす。

 ソファに寝転ぶ絢佳さんが居て床に座る俺。


「なんかごめんね」

「いいんですよ」

「床だとお尻痛くない?」

「問題無しです」


 傍に居るだけで幸せな気分を味わえる。

 絢佳さんの顔も近いし、ばるんばるんは目線にあるし。見ているだけで癒されるぞ。

 つい手が出て触ってしまうが、にこにこしてるだけで拒絶はしない。

 ブラをしてないから柔さがな、シャツ越しに伝わってくる。ずっと触っていられる。


 まったり過ごしていると二十三時五十分だった。


「寝ます?」

「そうね」


 歯磨きを済ませトイレも済ませると、ベッドルームに移動し服を脱ぐ絢佳さんだ。

 脱ぐと丸裸なわけで。下着身に着けてないからな。


「パジャマは?」

「要らないかな」


 ベッドに潜り込み「翔真君。寝ようよ」と、掛け布団を捲り誘ってくる。

 横向きに寝ていると、ここにも、ぐで〇まがあるわけで。二段になってるし。

 ベッドに潜り込み寝る。

 寝れん。


「もう」

「いや、あの」


 笑ってるし。

 完全に身を任せてくれてるけどな。ばるんばるんに手を挟んでるわけで。


「明日は勉強見てあげるね」

「お願いします」


 暫くして疲れからか絢佳さんは寝てしまった。

 俺も少し疲れたのだろう、そのまま寝入ったようだ。


 突っ張る股間で目が覚めた。

 朝から元気だなあ。隣で寝ている絢佳さんを見る。寝姿、寝顔まで愛らしい。そっと頬を撫でると目を覚ましたようだ。


「あ、おはよう」


 目覚めたところでベッドから出ると二人揃って洗面所へ。

 相変わらず顔洗ったり、歯磨きしていると豪快に揺れる。洗面台に乗っかってるし。

 洗面所をあとにしベッドルームで服を着る。


「下着は」

「今日は身に付けるけど」


 残念、とか思わないぞ。下着を身に着けてもらわないと、勉強に集中できないからな。意志薄弱と思われるかもしれんが、体中が魅力の塊だからな。

 反応し続けてしまい勉強できん。

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