車窓から見えた夜景への応援コメント
小学生の頃、弟と二人で上野駅から寝台列車に乗り青森に帰省していました。
上野では母親に見送られ、朝に到着する野辺地ではホームで祖母が待ってくれていました。ホームの立ち食いそばが楽しみでしたね。
寝台は三段だったり二段だったり、私は小学生としては大柄だったので、三段の圧迫感は大人になってから入ったカプセルホテル以上に感じました。
乗って暫くは街の灯りを眺めていますが、郊外に出て暗くなると、不思議とガタンガタンというレールの振動が眠りに誘うのです。
朝になると寝台は対面四人がけのシートに早変わり。初対面の大人たちから褒められたりお菓子をもらって得意になっていました。
子供にとっては非日常の、ちょっとした冒険。懐かしく思い出しました。
作者からの返信
風間浦さん、コメントありがとうございます。
おや、三段ベッドに乗られたことがあるんですね。
私は二段ベッドしか知りませんので、ちょっと羨ましいです。
そうなんですよねぇ、あの和やかな雰囲気は寝台特急だからこそ!
…かと思います。
車窓から見えた夜景への応援コメント
高校卒業して、勤めた会社の出張の帰りに一度だけ乗った、寝台特急……。
上野駅発、八戸着
まだ未成年だったにも関わらず、会社の先輩が缶ビールと缶詰をおごってくれました。
ごとごとという音に揺られながら、朝を向かえ、朝焼けを見ながら流れる車窓の景色が堪らなく美しく……、今でも鮮明に覚えています。
少し汚れた、B寝台を起き出すと、隣のベッドに寝ていたと思われる名も知らぬおじさんが、缶コーヒーと一緒にスポーツ新聞を「読むかい?」と言って渡してくれたのが、嬉しかったです。
今では考えられないほどの、おおらかな時代……
問題も多かったけど、失ってしまったものもまた多いような気がします。
作者からの返信
天川さん、コメントありがとうございます。
そうですね、寝台特急に乗り合わせ方とは、不思議な縁を感じることは多かったですね。
そして、おっしゃる通り、おおらかな時代でしたね。
車窓から見えた夜景への応援コメント
時代を感じさせる懐かしくも切ない物語ですね。
エッセイなんですね。記憶の情景が叙情的で美しく儚い想いに流れて駆けていく心地でした。
> あの時、「好きです!」と叫ぶことが出来たならば…男の半生は、どのように変わっていたでしょうか?
→おそらく変わっていたことと推し量ります。やらなかった後悔はより深く残ると言いますが、そんな余韻が残ります。思い出が美化されていくように、そんな美しい描写として記憶を呼び覚まし、思い浮かべる気持ちにどこか駆り立てる印象を受けました。
素敵な小説をありがとうございました。
作者からの返信
刹那さん、コメントありがとうございます
そうですね、思い出というのは失われる程に美化されていきます。
良くも悪くも、それが叙情的風景へと変わっていくのかもしれませんね。
車窓から見えた夜景への応援コメント
ブルートレインと恋の思い出……。素敵ですね。わたしたちの人生は後悔の連続です。あの時こうしていればという想いをいつまでも抱えながら今日を明日を生きていくのでしょうね。
拝読させて頂きありがとうございます。
作者からの返信
なつの夕凪さん、コメントありがとうございます。
そうですね、後悔こそが明日へと進む原動力なのかも知れません。