石垣の弾痕深し冴え返る

いしがきのだんこんふかしさえかえる

季語は「冴えかへる」です。


郷里鹿児島にある島津氏の居城跡の石垣には、西南戦争の時の弾痕がくっきりと残っています。


弾痕、石垣、お堀の水などの冷え冷えとした情景を「冴え返る」という季語に託して、詠んでみました。

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