第18話 やってはいけない事
酷い話を聞いた。
友人からの話だ。(冒険者の彼ではない)
友人の努め先の店長は余りの売り上げの悪さに給与の全額自己返納を申し出たそうだ。
そして友人ら店員にも経営者から圧力が……。
友人曰く
「店長は目的と手段が入れ替わっている」
「俺らは金の為に働いているのであって、経営者の歓心の為に働いているのではない」
「無給なら違法だが、自主返納だとグレーの様だ。だが返納するぐらいなら辞める。」
普段メール等でやり取りし、メッタに電話などしてこない友人が、珍しく電話口で興奮していた。
誰かが馬鹿な事を始めると、経営者は付け込んでくる。
早出掃除なども、善意で始まった事が事実上義務化されたりする。
友人は弁護士に相談を検討しているらしいが、弁護士は金がかかる。
自分は辞める潮時だと助言した。
そんな経営者では先が見えている。
零細企業には法などない。
あっても、用意にネジ曲がる。
そして、それを正すには金がかかるのだ。
金がなければ泣き寝入るか、黙って去るしかない。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます