思い出すとスッキリします
むかしむかし、とある海辺の村に、浦島太郎という青年がおりました。釣りってことで海辺に行くと、ガキンチョ共がいました。険しい顔をして、変な人影と向かい合っていました。
「あれなんやろ」
遠くから目をこらして見てみると、ガキンチョ共と向かい合っているのは、四匹の亀のようです。しかし、いつも見ている亀とはひと味もふた味も違います。
まずは二足歩行。
そして目を覆うようにはちまき。
それは赤と青、橙と紫に色が振り分けられ、
まるで忍者のような姿です。
「なんか見たことあるなぁ~」
俊敏な動きでガキンチョ共を翻弄する四匹の亀。まるで突然変異でもしたような──。
「あ、ミュータントタートルズや!」
名前を思い出してスッキリした浦島は、ボコボコにされているガキンチョ共を助けようともせず、そそくさとおうちに帰宅しましたとさ。
めでたしめでたし。
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