受援力について書かれた天風録

今⽇の中国新聞「天風録」では、被災地での受援⼒の重要性と課題について深く掘り下げていま す。


災害の状況下では、適切な援助を提供し、必要なリソースを適切な場所に配布する能⼒が、⾮常に重要になります。


適材適所といいますか、具体的には「倒壊しそうな家屋を⽚付けるの は⼈ではなく重機」であったり、「量はあってもレトルトばかりでなく、新鮮な⾷べ物が欲しい」といった困り事に対応する能⼒です。


 これを「受援⼒」というのだそうです。しかし、現状では、被災者と⽀援者のマッチングや情報共有の仕組みが 不⼗分という課題があります。


 これでは援助が必要な⼈々が適切な援助を受けるのを阻む可能性があります。天風録では、「虫の目」だけでなく全体を把握する「鳥の目」が必要、と記してあり、この比喩のわかりやすさに感心しました。



天風録では、中間⽀援組織を設⽴することが重要だと書かれていましたが、


中間⽀援組織とは、地域社会やNPOなどの多様な主体の間に⽴って、⼈材、資⾦、情報な どの資源を提供したり、協働やマッチングを促進したりする組織のことです。


 NPOを⽀援するNPOという⾔い⽅もされますが、⾏政や企業、市⺠などとも関わります。


 これを天風録の筆者は、「横ぐし」の組織とひと言で表現。身近な喩えですね。喩えはいいけど、わかった気になってしまうところがちょっと欠点かもしれない。


今日の記事を要約すれば、中間支援組織の設立により、被災地での受援⼒が強化され、より効率的な援助の提供が出来るようになる上に、被災者と⽀援者の間のコミュニケーションがうまくいき、共有される情報の質と量が向上する。


 わたしたちも意識変⾰をすることで、災害時における受援力を増すことが出来るのだということでしょう。「受援力」という言葉は初めてだったので、勉強になりました。



 毎回たのしい天風録です。

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