浮遊惑星

ゾンビやす

第1話θ(シータ)星人の故郷

広大な宇宙空間では砂粒に見えてしまう天の川銀河

天の川銀河を含む、おとめ座超銀河団

138億年を超える宇宙創成期の永久インフレーションで他宇宙(マルチヴァース)が生まれていた。

ある他宇宙(マルチヴァース)では、超巨大質量のブラックホールが渦を巻き、燃料を激しく燃やしながら螺旋状に吸い込んでいく。

超巨大質量の重力井戸から凄まじい勢いで吐き出される眩しいクエーサー。

壮絶な超新星爆発を起こし、はるか彼方までひろがった超新星の残骸(ざんがい)。

吹き飛ばされた澄んだ真ん中には、ポツンと白く輝く白色矮星。

生まれたばかりの超新星や、青、白、黄色、赤にキラキラ輝く無数の星…まるで宝石箱から溢れ出てくる銀河団には、多くの種族が繁栄していた。

その銀河団から枝分かれた端の小銀河がθ(シータ)星人の故郷だった。

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