第5話 シャドウマーカー&クリプトナイトフレグラン
塩原梅子という自動車メーカーの社長はシャドウマーカーという技よって殺されました。
特殊なインクが入ったマーカーペンを使い、犠牲者の体に書かれた文字や図形により、呪いや呼び寄せの力を行使して殺す方法。
小山英馬という塾経営者も犠牲に遭いました。クリプトナイトフレグランという、香水やアロマオイルにクリプトナイトの成分を仕込み、犠牲者の弱点を突いて殺す手段。香りで意識を乱され、体力や意志を奪われ、最後には命を奪う。
2人はリストラされた人間の依頼によって消されました。
高根沢は伝説の殺し屋です。
宇都宮修という派遣社員の依頼で塩原と、小山を殺しました。高根沢はかつては派遣会社を経営していたが、多くの人間を切り捨ててきました。
宇都宮も高根沢に切り捨てられた人間の1人です。高根沢は没落して以来、彼は『アウトレイジ』や『隣人13号』などのクレイジーな世界にのめり込むようになり、真岡海志って宇都宮の上司と、二宮喬太という宇都宮の後輩をボーガンで射殺しました。ボールペン工場に勤務していた真岡と二宮は、パワハラとモラハラで宇都宮を追い込んだ。
宇都宮はある日気づいたのです。子犬を蹴ったときに胃の痛みが治ったことに。子犬に小石をぶつけて殺したら喘息まで治りました。喘息で死にかけたこともあります。精神的な辛さくらいなら依頼して殺すくらいで治るんじゃないかと。
10万を渡したら高根沢は2人を殺してくれました。
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