84


争いの火蓋を切って落とすのが

そんなに好きか


命を駒に

大地を景品に

空を海を切り分けて


星の王にでもなったつもりか


何者でも無い者達よ


あなた方が我が物顔でいるその全ては

ただの一つもあなた方のものではない


何をも持ち得ぬ者達よ


人の手が握れるのは

己が命ひとつだけだと


どれほど奪えば理解できるのか


愚か者達よ


命を踏み荒らすな


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る