リュリュエル ☆ 爆誕の三

十四羽 ☆ リュリュエル、透明!

「ここはどこだ?

俺は確か……トラックにひかれそうになった女の子を助けようとして……」


そなたは我が身をていして命を救い、自身の命を落としたのだ。

それゆえこの場におる。


「誰だ!?」


……おお〜、かなりのイケメンですね。


我は神。そなたには勇者としての資質がある。


……やっぱり! 勇者様の気配でしたね!


「勇者!?」


そう、勇者じゃ。

とある世界を魔王から救うために、無垢なる魂を持つそなたを召喚したのだ。


……無垢なる魂、それっぽいです!


死者としてこのまま逝くか。

新たな世界で勇者として世界を救うか。

そなたはどちらを選ぶ?


「俺は……新しい世界で生きていきたい!」


勇者として生きる道を選ぶのだな。


「はい!」


……そうですよね!

死んじゃうくらいなら、勇者になった方が楽しいですよね!


無垢なる魂を持つものゆえにユニークスキルを授けることができよう。

共通言語取得、経験値倍加、精神力増強を授けようではないか。


……ちょっと〜〜〜! 平凡すぎです!

駄肉女神様!


「は、はい! ありがとうございます!」


神である我が名において、我が力を授けよう!

ゴッデスギフト!


  勇者様に降り注ぐ光のシャワー。


「エンジェルハック!!!」


  勇者様に降り注ぐ光のシャワー。


なんでお前がここにおる!?

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る