リュリュエル ☆ 爆誕の二

八羽 ☆ リュリュエル、発見!

「おお〜! ずいぶん立派な都ですね!

勇者にふさわしい人材がたくさんいそうです!

いきなり、エンジェリックア〜〜〜イ!」


「さっそくビンゴ!

スキルが盛り沢山の四人組の冒険者パーティー発見です!

これは大変な逸材!

さっそく声をかけましょう!」


「ちょっと待った!

エンジェルフィスト!」

「ごふ!」


拳の形になってた天使の羽がリュリュエルのみぞおちに突き刺さります!


「彼らはわたしが先に目をつけていたのよ。

手を出さないでちょうだい!」

「問答無用で殴るなんてひどいです!

拳の天使フィスエル!」


「もう一度、天使の目で見なさいよ!」

「しょうがないですね、エンジェリックアイ。

<天使フィスエルの加護を受けしもの>とありますね」


「わかった?

彼らはわたしの勇者なの」


「それじゃあ、声をかけてきます。

ボクの勇者様になってもらいましょう!」

「なんでそうなる!?

わたしの勇者だって言ったでしょ!?」


「え〜? 彼らにだって天使を選ぶ権利があるじゃないですか」

「ないから!

大体、等級が低いわたしたちの姿は人間には見えないし、声だって届かないのよ」


「行ってきま〜す」

「おい、話を聞け」

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