8. レビューという力
『萬事処あやし亭』という作品に、とても素敵なレビューを頂きました。
作品に込めた意図を総て理解してくださって、作品の抑えてほしいポイントを余すことなく文字に起こしてくださったようなレビューの神様が降臨されたのです。
マジでガチで嬉しくて、泣きながら何度も読ませていただきました。本当に有難うございます。
『あやし亭』、公開したのが2021年2月で、三年以上前なんですが、この作品には時々、こういう奇跡が起こります。
『萬事処あやし亭』はすでに完結していて、特に続編も書いてない。完全放置の作品です。ぶっちゃけ公募落選した話でもあります。
でもね、本気で全身全霊込めて書いた話なわけだから。つか、書いてる作品みんなそうですけどね。お蔵入りさせるのは勿体ないと思うわけです。
そういう作品は全部、カクヨムにアップしています。
何となくクオリティが他とは違う作品が突然アップされたら、「落ちたんだな……」と思ってください。
大体、正解です。
最近は公募自体、ほとんど送っていませんけどね。
完結して放置している作品を、読んでもらえるだけでも嬉しいのに、レビューまで書いていただけるというのは、本当に嬉しいです。
書いて良かったなって思う。自分が作品を作るのに費やした時間と労力は無駄ではなかったと。
で、レビューの内容を読む側もわかることがある。
ちゃんと全文読んで書いてくれている場合と、最初の2~3話だけ読んで書いてるレビュー。
レビューくれたことは嬉しいけど、最初だけ読んで書く意味って、何? って思う。必要なくない?
そもそも小説なんか、起承転結の起だけ読んでわかることなんか何もねーし(大体がキャラと世界観説明だよ?)、内容は三番目で転がっちゃうんだからさ、書いてくれたレビュー、転がっちゃうよ?
と、思う内容も時々ありますよね。
レビュー書かれている方って、何百個も書いてる方もいて、最早レビュー書くことを仕事にしてんのかなって思う人もいますよね。
でもねぇ、最初だけ読んで書くレビューは、やめたほうが良いなと思います。ある意味で、作品の閲覧妨害といいますか。
あからさまに非難する意図があるなら別ですが(違う意味で問題ですが)、作品と作家さんのためを思うなら、 せめて一回は全部読んで書きましょうよ。
どうしても書きたいなら、「まだ最初しか読んでいませんが」とか書いてくれたらいいなと思う。物語は後半に内容が凝縮してることがほとんどですからね。もっというなら、そこが面白いわけだからね。
ともあれ、レビューは作品と作家を蘇生させるくらいの力がある、生き返りの水といっていい、と思うわけです。
3年も前に書いた『あやし亭』がまだ新鮮な色を保っていてくれるのは、読んでくださる方に加えて、レビューをくださる方のお陰です。
本当に、ありがとうございます。
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