第22話 ドライブ
「どうだ?落ち着いたか?」
車でドライブがてら首都高を流していると、
「あぁ、忘れられないがあれが私の世界だったのか、皆にも見せてやりたかった」
「そうか」
まぁ簡単ではないよな。
「ミスティは酔うぞ?」
後部座席でスマホを使い世界を見ている。
「私の世界は小さかった」
「そうかもな」
「でもケントが教えてくれた」
「まあなぁ」
「だから、私は小さなことでは悩むことはない」
「それなら良かったよ」
「本当だぞ?」
後ろから耳に向かって喋るなよ、
「わかったから」
「だから元気を出せ」
「ああ、わかった」
サーシャも気分転換できたみたいだから帰りますか。首都高を降りて家に帰る。
俺らの家に帰ってウーバーで頼む飯。食べてきても良かったがそのまま寝たいだろうと思って頼んでおいた。
「「いただきます」」
俺とミスティが手を合わせる。
「い、いただきます」
サーシャはそれを真似ていた。
「こっちじゃこうやってから食べるんだよ」
「分かったのじゃ」
テレビをつけると今日保護された人達が映っている。女騎士は寂しそうな顔をしていた。
そして話題は世界に飛び、世界にもダンジョンがあることを今知った。冒険者やギルドもあるのかよ?てかなんでそんな大事なこと流さないんだ?
スマホの掲示板を見てみるとやっぱりかと言う意見と、隠してやがったと言う意見で喧嘩していた。
まぁ、日本みたいな小さな国でこんだけあるんだから世界にもあるわな!
あっ!と思い出してサーシャに渡す。
「もらっても良いのか?」
「2人も持ってるからな」
マジックバッグがあったことをすっかり忘れていた。
ベルトに通すタイプだから使い勝手は悪いだろうけどな。
「ありがとう」
抱きついてきたので抱き止めてやる。
「どういたしまして」
ハグが終わったら、ミスティも手を広げて待っていたのでハグをすると嬉しそうにソファーについてご飯を食べていた。
次の日からはまた35階層から始める。
36階層、スケルトンナイトだ。
剣と盾を使って上手いこといなして来るが魔法には弱いようだ。魔法も上手く使いこなせるようになったな。
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レベル 89(限界突破) 職業 忍者
スキル 中級短剣術 アクセル 迅雷 追撃 鑑定 中級回復魔法 中級風魔法 中級火魔法 初級土魔法 中級水魔法 中級光魔法 罠探知 罠解除 麻痺無効 毒無効 睡眠無効
ユニーク 疾風怒濤 一撃死無効
称号 ラック限界突破
装備 黒狼の外套
ミスリルラージダガー
ミスリルラージダガー
スピードピアス
マジックバック(大)
クロスベルト
黒狼の胸当て
黒狼のブーツ
31489000リラ
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ミスティ ???歳
レベル 135
スキル 弓術極 ムーンショット ストリームショット 三連射 付与 幻術 風魔法極 緑魔法極 水魔法極 毒耐性 麻痺耐性 睡眠耐性 初級火魔法 初級土魔法
ユニーク 月の雫 夢見
装備 シルバーウインド
スピードピアス
白銀の衣
白銀の靴
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サーシャ(ルルザード2世) ???歳
レベル159
スキル 覇王 魔法全般
ユニーク 血界魔法 ハイヒューマン
装備 常世の外套
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あと少しで90だな。
まだまだ2人にはレベルで負けてるけどな。なんとか追い越す良い方法はないものか?まぁ地道にやっていきますか!
37階層はスケルトンスピアが出てきたが、これまでと違い少し黒いな。
「うお!っと!」
「それはブラックスケルトンじゃ」
「うお、こんなに強くなるんだ」
「でもスケルトン」
ミスティの言葉で、
「ファイアーストーム」
焼けこげて黒銀のスピアを落として行った。
38階層ではスケルトンアサシンが来たので俺と戦闘スタイルが似てるな。魔法を纏わせたダガーで斬り刻むと黒銀のダガーを落とす。
黒銀のダガーか、なかなかかっこいいなぁ!
39階層では、スケルトンアーチャー、矢を躱して黒銀のダガーを投げるがコレジャナイ感があったのでミスリルダガーで斬り刻む。まぁ、矢のスピードはミスティには敵わないな。二体目も素早く斬って終わる。黒銀の弓をドロップした。
ついに40階層だ。
中に入るとスケルトンドラゴンが待っていた。胸には大きな核が見えているがなかなか触れさせない。尻尾を降りながら噛みつき攻撃にどこから吐くのかブレスも吐いてくる。
魔法を使うと嫌がるのでそこをついて核を傷つけていく。
なんとか核を壊してスケルトンドラゴンは倒れた。
ドロップはドラゴンクロー、打撃武器にまたボーリング玉くらいの魔石?こら入れたらいくらするんだろうと入れたら一千万リラになった。
宝箱には金貨が40枚はいっていた。また白金貨が入ってたらなぁあー。
ミスティとサーシャ達は見てるだけで飽きないのだろうか?
まぁ。ニコニコしてるから良いかな?
ボードに触って1階層に戻ると、女勇者が平民のレベルを上げていた。
俺らの方に気付いたようで走って来ると、
「私と結婚してください!」
「は?」
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