2024年 4月 15日 17:00


 宇津木は、車を出した。



 彼の計画は、ほとんどが終わっている。

 残りは待つだけだ。



 そう言って、車を出して、別荘に向かった。




×+×+×+×+×




 あと少し、あと少しで、あの宇津木が来る。


 宇津木の計画の最後、彼はこの別荘に来て数カ月待つはずだ。

 その証拠に、数ヶ月分の食料があった。


 計画のデータが残っていてよかった。

 おかげで、彼を殺せる。


 人類の選別なんて、馬鹿げた理由で、彼はたくさんの命を奪った。許さない。


……絶対に。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る