第82首 見栄を張る君に良いとこ見せたくて菓子二千円すっぱり買った
上野駅構内で、お土産を探した。私はとりあえずなんとなくの心地で菓子屋へ赴いた。
初めのお店で試食の品を渡された。私は食べた。食べてしまった時点でノーの言えない私は購入するしかなかった。菓子は二千円した。高かった。
今振り返ると、隣に居た君に、こいつは二千円をケチる奴、と思われたくなかった心理も、多分に働いていたのではないか。
私は、見栄を張ってしまったに違いなかった。
見栄を張る君に良いとこ見せたくて菓子二千円すっぱり買った
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