第14首 梅雨入りの神田明神人の子らまばらぱらぱら二礼二拍手

天気は小雨。梅雨入り後の、決して天気の良いとは言えない日、神田明神のお賽銭前に並ぶ「人の子ら」はまばらで、二拍手の音がぱらぱらと聞こえてくる。境内は清浄な、汚れと無縁の空間。やや高級な身なりをしている彼ら彼女らの祈りが無垢であることを、私は願った。


梅雨入りの神田明神人の子らまばらぱらぱら二礼二拍手

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る