第58話午前2時25分

休日だというのに、不眠症は容赦なく僕を中途覚醒させる。

30分ほど前に目覚めて、久々のヒット作品の推敲をしていた。

1日で300PVを超す作品で、結果を残す作品になった。

今は、主人公の彼女がガンになった話しを書いた。

この静寂に包まれた夜中に昨日の事を思い出した。

僕の事を面白い先輩として、接する若い女の子が名字で◯◯さんではなく、下の名前を呼び捨てにしてもらいと。

それを、同僚にそう呼んでくれるようにたのんだらしい。

同僚に呼び捨てで呼んであげてと言うので、娘みたいな年齢だから、来週から呼び捨てにする。

仲の良い人にはそう呼んでもらいたいらしい。

例のセクハラジジイは、総スカンを喰らい誰も相手にしないようになった。

夜中に仕事の事を迂闊にも考えてしまった。

思い出したので書いてみた。

まだまだ、僕は人気がある事を誇りに思う。

午前2時38分。

今日をスタートさせよう。

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