歌詞(詩)集2「八面六臂」
歌詞(詩)集2「八面六臂」
「アニメ化、実写化なんのため?」
アニメ化、実写化なんのため?
金?
知名度?
その心は何?
アニメ化、実写化なんのため?
金?
知名度?
その心は何?
とにかく有名人使って
コスプレでもいいからって雑なもの作って
適当に回収できればいいや?
アニメにして知名度高めてやるよ的な?
枠を埋めるためだけですか?
アニメも実写も漫画も
全てのメディア
物語る文法が違う
原作に忠実も正しくない
違いが浮き彫り
違いは違和感
違和感浮き彫り
「らしさ」を守るための工夫が必要だ
真面目に翻訳する気がないのなら
最初っからちょっかいかけるな守銭奴
アニメ化、実写化なんのため?
金?
知名度?
その心は何?
アニメ化、実写化なんのため?
金?
知名度?
その心は何?
──情熱ある?
リスクとって
オリジナルやろうよ
エンタメ作ってるんだろ?
「カテゴライズ〜理解したつもり〜」
カテゴライズするなや
お前の知ったかで
カテゴライズするなや
的外れな分析(笑)
作者が一番描きたかったことすら見抜けないやつが
何を言ったところでゴミ
カテゴリーに当てはまってしまったら
この作品でしか読めないものはないんじゃないの
お前如きが列挙できるようなところに収まってちゃダメなんじゃないの
どこでも読めない作品はここにある
めちゃくちゃだが、少なくとも君の認識の枠組みの外にはあるよ
名乗りもしないで、ただ「ぽい」だけをだらだらと
才能ないよ、君
3年後にはいなくなってるような人の言うこと
典型的は、消えていくだけ
「あの日に思いを馳せる」
幼馴染って関係に甘んじて
前に進むことを諦めてねーか?
今の関係が壊れるかもって
一番大事な気持ちおさえつけてねーか?
違うだろ!覚悟決めろ!腹括れ!
たとえ今がぶっ壊れようが、伝えなきゃ恋愛は始まらねえんだよ!
初めは憧れ、まさか付き合えるなんて
年上彼氏なんて、ちょっといい感じ
遠距離もなんだか、ドラマチック
そんなふうに思っていた
日に日に少なくなっていく連絡頻度
電話も配慮で遠慮気味
もやもやは溜まっていく
いつかは壊れてしまうものと知っていた
でもなにもこんな雨に打たれることなんてなかったのに
何かの代わりに流れていた雨
傘をさしてくれたのは…
どんだけ都合のいい展開に見えたって
この気持ちは嘘じゃない
どれだけ砂を覆い被せたところで
一度ついた火は消えない
10年前にも約束した
自分の心に約束した気持ちは変わらない
一生君を守ると誓うよ
君を幸せにすると約束するよ
「ひとと」
人と仕事したい
会社やネームバリューとじゃなく
人と仕事したい
知名度やお金とじゃなく
この世に価値あるもの、人
数字ではなく
人を見ていきたい
ポジションじゃなく
人の輪の中で仕事していたい
縁を紡いでいきたい
温かみを、温もりを
感じたい、感じられる自分でいたい
必要としたい、必要とする自分でありたい
この世に価値あるもの、そう、人
「覚悟」
誰よりも険しい道をいく覚悟はできたかい
大企業に身売りをしない覚悟はできたかい
身体を売り、頭を売り
巨大な「人」の体内に飼ってもらおう
選ばれるために媚びへつらおう
彼らのいうテンプレートに合わせよう
こちらに掲載権はないのだから
限られた席に座るため
阿ることしかできないのだ
面白さは関係ない
いかにテンプレかどうかだけ
なぜなら判断できることがそれしかないから
他の要素を理解できないので
理解できないことはスルーして
ない頭使って
自分の解せるせまーいフィールドに引き摺り込んで、無理に押し詰めて
わかったような口をきく
諦めて、覚悟ができた
俺のやりたいは俺の中にしかない
俺のやりたいを実行できる場所は既存のものの中にはない
新しく作る覚悟だ
必要だったのは覚悟だったんだ
投げっぱなしのボールに意味はない
人ですらない文字を待ち焦がれても仕方がない
積み上げていけ
あらゆる不安と恐怖を積み上げて
その先にある覚悟を掴み取れ
「まあいいよ別に、大した人生じゃないし」
まあいいよ別に、大した人生じゃないし
ヘラヘラと笑う
眠れなくても
飯が不味くても
夢叶わなくても
まあいいよ別に、大した人生じゃないし
落ちこぼれても
友達誰もいなくなっても
生きがいを他者に依存してても
大した人生じゃないんだから、相応でしょ
ただ生きてる
毎日ただなんとなく頭に思い浮かぶ「やるべきこと」を、一つ一つ潰していく人生
後回しにはしない
なぜなら暇だから
なぜならやることないから
やるべきことをやることが、すなわち暇つぶしになる
やるべきことをやるだけ
すぐに終わるから、すぐやることがなくなって困る
うろうろして、やるべきことを探す
こんなくだらない人生だけど
誰かの役には立ってたい
一ミリもいらない、貢献してるという実感だけあればいい
自己満足で、あとは迷惑かけないよう
こそこそ生きて、適当なタイミングでくたばろう
いいだろ、これで
大した人生じゃないし
己が価値を創出できるわけでも
価値ある人の踏み台になれるわけでもないんだから
「ねるねるねるねる」
起きては寝て
起きては寝て
たくさん寝たい、寝てたい、理想の生活
でも生命活動ではない
疲れてるから気持ちよく眠れる
熱が出てるから、ストンと眠れる
寝るためにしなきゃいけないことは
寝床作りだけじゃないらしい
ジレンマジレンマ困ったな
いくらエアコンつけて、頭冷やして、あったかい布団にくるまって
完全睡眠態勢整えても
どうやらそれだけじゃ良い睡眠はできないらしい
気持ちよくなければ意味がない
目覚めがスッキリしてなきゃ寝る甲斐がない
重要なのは前段階
私は寝るために生きている
私は寝るために日中活動している
すべては最高の睡眠のため
睡眠を中心に世界は回っている
「たらたらたられば〜たらったらしてんじゃねーよ〜」
天才だったらどれほど良かっただろう
才能があったらどれほど良かっただろう
天才だったらこんな惨めな思いをせずに済んだのに
才能があったらこんな閉塞感もなかっただろうに
何をしても天才でない、才能がないことばかり突きつけられる
いつの間にかタブーワードになっちまった
軽々しく語るもんじゃないとか
その人の今までを否定する暴言だ
とか言ってみたけど
一番気にしてて
一番欲しがってるのは俺じゃん
今更手に入らないし
時間をかけてじっくり醸成できる時間なんてもはやない
もう何もかも手遅れ
だからこそ強く欲しがる
これさえあれば全てが一発で逆転する
と思ってるから
ありえないに縋ってる
ファンタジーの中のたられば
こんな空想ばかりして
一体何年無駄に過ごした?
あの頃からやっておけばって思うことばっかりじゃんか
ダメだと思ってたものでも
決して手に入らないものじゃなかったと今頃になって気づいた
時間が解決してくれる些末な問題だった
そこにやる気があるかどうかだけが問われていたんだ
現実に、地に足つけてこつこつ歩いていくということがどれだけ大切だったか
身に沁みてわかった気がする
「よかった!」
才能なくてよかった
言いくるめられて
誰かに利用されたり
騙されることもない
天才じゃなくてよかった
弱みにつけ込まれたり
私生活台無しにさせられたり
ハエにたかられたり
洗脳されることもない
俺だけでよかった
自分の価値を知ってるのが俺だけで
ほんとよかった
認められなくてよかった
売れなくてよかった
人気なくてよかった
誰も認知してなくてよかった
好き勝手できてよかった
虚しさも充実も同居する
どっちがいいかって問題
でもどちらにせよ
俺には選べるような才能はなかったわけで
選択肢にあると思い込んでた道は
ショーウィンドウに飾られていた道だった
買う才能はない
最初から一本道
だから道を間違えることもない
道を選べるような才能がなくてよかった
幸せに生きられてほんとよかった
「しんせいじ」
今日、また絶望が深まった
絶望絶望ってあんま言っちゃいかんよな
むしろ気合い入れてギア上げるくらいじゃないと
諦めてはいけない
何か少しでも良くなるようにいく
コツコツやるしかない
一撃でひっくり返るようなことはない
この日からなんてことは起きない
革命は起きない
なぜならみんな今まで通りが大好きだから
そして半分以上の人々はそもそも期待してないから
もうなんでもいいからひっくり返してくれよ
全部ひっくり返して岩陰にこそこそ潜んでる虫ども一掃してくれ
滝に打たれて身体清潔にしてからこいよ
正直「臭う」よ、あんたたち
窓も閉め切って、悪臭漂う
でもいよいよ外にもその臭いが漏れてきた
受け答えもまともにできない
勉強不足
達成できてないのにできたという嘘つきに何を任せられる?
のらりくらり
逃げるが勝ち
都合の悪いことは他の音でかき消すか
忘れるまで待つ
やってしまったことの責任は取らない
是が非でも謝らない
くだらない小競り合い
揚げ足取り
なめてんじゃねーぞ
不満は溜まってる
不安は溜まってる
今もうすぐ穴が穿たれようとしている
一滴一滴じゃ意味ないことに思えるかもしれないが
いよいよ岩を穿つ
生きてるうちに見られそうだ
「理由はない」
好きだから付き合ってるわけじゃない
こんな人間なんだって
失望することの方が多い
どちらかといえば嫌いな人種
尊敬できるだとか
ここがかっこいいだとか
言葉にできる好きなところなんてなくて
ただたまたま同じ場所に居ただけで
その場の空気とか
当たり前とかが勝手に結びつけただけに過ぎない
ただそこら辺を漂ってた原子同士が勝手にくっついただけで
そこに明確な理由はない
探そうとすればするほど嫌なところ、合わない部分ばかりが頭に浮かぶ
一度は否定しようとしてみるが、全くの本心であることに毎度気づかされる
ただ一緒にいるだけ
ただ一緒にいただけ
理由はない
そしてない方が多分いい
周りを見てて、ふとそんなことを思った
「テンプレート」
テンプレート
テンプレート
一人でモノを生み出せないようなカスのいう
もっともらしい言葉
テンプレート
テンプレート
会社のマニュアルに従って一方的に批判するだけのライン作業
君がものづくりできない理由がそこに詰まってるよね
想像力が足りてないよ
そんなやつの言葉、誰が当てにする?
自分の名前も言えないようなやつに限って
的外れな批判をする
一方的なコミュニケーション
ただただ不快な思い
読まずに削除をしなかったこちらの落ち度でもあるが
落胆は止まることを知らない
ほんとにカスばっかりだ
奴らのいう練習をするほど、時間の無駄はない
やつらはやってないよ、やってないくせに
マニュアルに書いてるから、さも効果があるように言ってる
根拠はあるの?サンプル確保できてます?
そいつの人生の時間を削ぐ覚悟はそこにありますか?
ないよ、ないからテンプレート
適当な言葉を並べて、それっぽいだけの感情的批判
嫌な気持ちにさせて、マウント取って仕事してる感
くたばれよマジで
そもそも構造が歪んでるんだよ
なんで一対一?
一方的に批判される
歪だよ
二人の空間なんだから、そいつがいくら個人の意見と言おうが、そいつの意見が絶対になるだろう
建前でしかない、責任逃れでしかない
責任くらい取れよ、そんな度胸もない
そいつがオーケー言わなきゃ上に通してもらえないんだぜ
簡単に潰されてしまうんだぜ?
それが健全な創作なわけねえじゃん
その圧倒的優位を使って、やつらは好き放題するんだぜ
人格否定は日常茶飯事、ストレス発散には事欠かないですね
何もしなくても勝手に向こうから叩かれに来てくれるんだから
ものづくりの現場に、しかも一番近いところに
足を引っ張るためだけにいるクズども
ありえないでしょ
関わりたくねえわ
期待してた俺はバカでした
まとめて全員くたばってくれ
そいつらの力を削ぐという誓いは固い
「ありがとう嫌味な人間たち」
文句はためない!
書くことでそこに置いてくる!
自分から切り離す!
怒りを写しとる!
オブラートに包まず素直に書き殴る!
感情を整理し、客観的になる!
ありがとう文句!
おかげさまでまた一つ詞が完成した
嫌な気持ちはあるけれど、それこそが創作の源
感情が揺れ動くのはつらいつらい
つらいけど、でも創作する楽しさで誤魔化す
嫌なことはすぐさま「もの」に写しとって、他人事
心ない言葉に
顔を見せる度胸もない奴らなんかのために
腹を痛めてやることはないのさ
見ないすぐ削除は厳守
でも時たま怒りを欲して目を通してしまうこともある
したらば、すぐに創作に活かす
創作として生けて、現実世界は殺せ
これが健康に生きる秘訣
無限の創作の秘密
感情に向き合うことで、無限のアイデアが生まれる!
「熱」
あとは頼んだぜ俺!
俺はたくさん食べてたくさん寝るから
身体ん中のことは頼むぜ俺!
熱出していつも思うのは
飯と睡眠マジ大事
あーこれ熱出るな
鼻の奥が乾燥して炎症起こしてる嫌な感じ
午後にかけてだんだんだるくなってきた
体の節々痛い
頭は回ってるようでいて超フラフラ
いくら辛い辛いと訴えても、その辛さ切実さは伝わらないんだ
客観的数値を提示しないとわかってくんねー
ガンガン水分摂って循環させよう
水道水だけじゃダメだ
鍵はスポドリ
水に溶けた諸々で俺の身体を潤してくれ
冷ましながら温めなくては
温めてばかりじゃ吐き気がするし
冷ましてばかりはかえって熱が上がる
冷やすところ、温めるところを間違えるな
よくよく身体の声を聞け
薬のおかげで元気に回復?
と思ってたら、しばらくしてガタガタ身体が震えだす
季節とか関係なしにとにかく厚着
厚着しても厚着しても寒さが、収まらない絶望感
平熱時の厚着して素直にあったかいと思えるありがたさ
心臓の脈動に恐怖を覚える
怖いくらい早い
破裂するんじゃないかってくらい強く早く打つ
このまま死ぬのか俺
俺にできるのは
食べて寝て食べて寝て食べて寝て食べて寝て
厚着して汗かけ!
気持ちで負けんな
自分信じろ
自分の身体信じて栄養回せ!
「春休み」
何となくわかってた
終わるってわかってた
楽しかった思い出だけ
重く底に溜まっている
ひんやりと冷えた仏間
寝っ転がって返信を待つ
あれだけ毎日のように会って話していたのに
こんなものに頼らないといけないなんて
遊ぶ約束をしなくとも
特別なイベントがなくとも
5/7は会っていて
1日の半分以上を共に過ごした
学校はいつでも楽しくなかったが
あいつらと話す時間はなにものにも代え難かった
だから怖かった
失うのが怖かった
学校が終わって嬉しい
けど友達の会えなくなって寂しい
なんという二律背反
何となくわかってた
終わるってわかってた
楽しかった思い出だけ
重く底に溜まっている
今はただ、来ない返信待って液晶を眺める日々
暖かくなっていくこの季節の風が、僕は嫌いだ
「ウインター」
僕らは毎日毎日怪物退治
学生生活もままならぬ
好きな人への告白すら遮られる始末
そんなことだからほら、手遅れになるまで気が付かない
もたもたしてるから、他のやつに掠め取られる
そんな傷心状態でも任務は来るし
たとえそれが好きな人とその彼氏でも守らなければならない
この身が滅びようとも
それが仕事ですからと言い聞かせる
心の強さが力になる
どんなことがあっても心だけは挫けちゃいけない
誰かを助けて死のうとも
死後評価されるなんてことはない
誰にも知られずにくたばってしまいか
刺すように降り続けていた雨は
いつの間にか止んでいた
空を見上げてみれば、冷たさが心地よい
その雪は積もることはないだろう
すぐに溶けて消えてしまうだろう
でも僕は覚えている
大切な思い出として
僕らは覚えている
いつまでもずっと
「春風」
憧れとちょっとの下心で話しかけたあの日から
あの春の夜の夢のような1日が始まった
スプリングストームのように一瞬だけ強く
印象を残し、香りを残して過ぎ去ったあの日の出来事
春の季節特有のモヤモヤは、僕の中にずっと残ったまま
別の人の体になり、空を飛び、弾丸をかわし、敵をやっつけた
まだここにある感触
幻だったんじゃないかと思う
でもこの胸にある気持ちは嘘じゃなかったはずだ
多分もう二度と会うことはないのだろう
だからこそかけがえのない思い出で
なにものにも代えられない経験
文字通りの一心同体
同じ心で感動を共有した
あの日起きた一部始終を、僕はここに記そう
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