第8話 まゆのドキドキ新学期

『バーニーズ・マウンテン・ドッグ』[ Bernese Mountain Dog ]

  ――スイス原産の大型犬。日本ではレトリーバーと並ぶ大型犬代表わんわん。バーニーズはスイスのベルン州[ Bern ]からきており、古代ローマ軍がスイス地方に侵攻した際引き連れたマスティフが、スイスの土着犬と交配して誕生したけっこー深い歴史をもつ。


 体高は60~70cm、体重も40kgオーバーが一般的というザ・大型犬。ただ大型犬って身体が大きい分余裕があるのか穏やかでおとなしい子が多く、この犬種も例にならって穏やかぁな性格をしている。なお幼少時の暴君っぷり。


 ただし、元来番犬として活用されているとおり「おまえ……敵か?」と判断した相手にゃあ容赦なくヤります。家族や子どもにやさしく番犬としては優秀ですが、このヘンの線引きは飼い主さんがしっかりしつけましょう。


 毛色は黒を基調として茶、白の3色がキレイに整ってる感じ。背中から大部分が黒、鼻先からおなかまで白いラインがあり、ところどころに茶色いアクセントが魅力的。気力、体力が人間のそれとダンチなので飼い主さんはしっかり制御しましょう。そういった意味で、バーニーズといっしょに暮らすにはパワーが求められます。あと毛がたっぷり(ほんとに)抜けるので覚悟しといてください。


 この犬種最大のデメリットはねぇ――短いんですよ、寿命が。書くのも辛くなるんだけどこの子けっこーガンにかかりやすいようで、ただでさえ比較的寿命が短い大型犬のなかでもとくに……うん(号泣


 家族として迎えてあげた際は、もう一生かけてもふもふしてあげてください。


ジャパンケネルクラブ(JKC)

ttps://www.jkc.or.jp/archives/world_dogs/2718

国際畜犬連盟(FCI)(英語)

ttps://www.fci.be/en/nomenclature/BERNESE-MOUNTAIN-DOG-45.html




 冒頭から陰キャ女子の日常が繰り広げられております。うん、転校生のあいさつはプリキュア恒例ですよね。でもなんだろう、こう、まゆ氏のリハーサル見てるとなんか面接っぽく感じる。そしていらぬ不安を抱えまくりそれを解消しようとしてユキちゃんのもとへ――ユキちゃん、ご愁傷さま


 そのぬるぬるした手をやめなさい(笑


 いやでもね、まゆのは必要なことですよ。人間だれしも不安を感じるものでね、不安はこころは身体にも反応として出てきちゃうの(心身相関)。そういった不安を払拭するには、まゆがやったような不安解消法をもつことが大切なの。いやまあ、まゆの不安と引き換えにユキの毛並みと心象がアレになってるけどかっこわらい


 いずれにしても、不安はさっさと払拭しとかないといらんストレスになっちゃうからね、アナタはアナタなりの『一時的な不安払拭法』を用意しとくといいですよ。なんかのニオイを嗅ぐとか大の字になって寝そべるとか、まあいろいろありまする。


 ところ変わっていろはン家。おやおやいろはちゃん寝坊ですか? いつものこむぎ時計は不発? それとも今日のおさんぽ当番はパパだったのかな?


 こむぎ、おまえは留守番だ。「なんで?」じゃなくてね? 以前いろはちゃんに「アンタとアタイはちげーんだよ!!」って言われたでしょ?(拡大解釈


 プリキュアにおきましては、えーいろはの言う『いろいろな手続き』はスラッと解決できるので無問題です。以前から異世界人転校生はいろいろいたもんね。まだ記憶に新しい『ひろがるスカイ!プリキュア』の『ソラ・ハレワタール』とか、あとは『トロピカル~ジュ!プリキュア』にも『ローラ』がいたね――彼女のフルネーム言える?


 こむぎはほんっとにいろはが好きなんだなぁ。撫でられてラリックスしてるこむぎかわいいしいろはを愛おしそうに見つめるこむぎもかわいい。こむぎはほんっとーにいろはのことが『好き』なんだなぁって――おや?


 コッチにもいろはのことが『好き』な子がいるようですねぇ(ゲスい目をしたオッサン


 んで、いよいよ転入生である『猫屋敷まゆ』のごあいさつでございます。転校生ってみんなこんな気持ちであいさつしてたんかなぁって。まあまゆほど緊張してる人も稀有だと思うが。


 緊張あるある。あっちこっちに視線がイッちゃってそれらの先で得た情報――まゆの例だと『塞翁が馬』とかこのヘンの文字情報と、自分のアタマの中に描いてるイメージがごっちゃになっちゃうアレね。


「はじめまして! ネコババ式まゆです!!」 ――これ笑わなかった人いる?


 そして内向的で後ろ向き志向の子特有のこれね。いわゆる「オワッタ」って方向に考えちゃう思考回路。いわゆる『0-100思考』とか言われたりするんだけど、あまりに後ろ向き過ぎて『成功-失敗』しか考えられなくなっちゃうヤツ。実際はいろんな可能性や方向性などがあるはずなのにそれらをすべて取っ払って「ああ、自分は"0"になった……」的な感じで落ち込んじゃうヤツ。


 わかる。こういうのあるよね。まあ「そんなことないよ」ってアドバイスできるでしょうけど落ち込んでる時にそんなアドバイスされても響かないもんね――そういう時はんです。めっさ泣いて、悲しんで、しっかり吐き出してリセットしましょう。そうしたら明日への活力が湧いたり「あれ、なんでぼく(わたし)こんなくだらないコトで悩んでたんだろう?」的な感想を抱くようになりますゆえに。


 が、今回は天使が舞い降りたようです。


 まゆちゃん『好き』なことをトコトン追求したいタイプなんだなぁって。彼女は自分のムーブを「間違えた」と評価してるようですが、正解か間違いかは相対的なものなので、まあ社会のなかでいい感じに学んでいきましょう。学校ってのはでもあるのです。




 こむぎは『だっそう』をおぼえた!


 えーっと、うん、まあ交通ルールをちゃんと守るならいいけど、いやダメか? 実際のわんわんは交通ルールもなにもわからんのでね、ゼッタイに脱走なんて覚えさせちゃダメだゾ☆


 犬の嗅覚、以前解説したと思いますが、まあニオイを感じるセンサーの数も感度も人間のソレと段違いなので、人間に感じられないニオイまでキャッチすることができます。


 ちなみに、犬の鼻は特徴的な形をしており、吸うときは正面から、吐き出すときは側面から空気を循環させ効率よく目当てとする地点のニオイをチェックすることができます。わんちゃんは人間のように「すぅ~」っと嗅ぐのではなく吸う時は小刻みに「クンクンクンクンクン」と、吐き出す時はイッキに「スゥー」と出すことで嗅上皮(ニオイを感じる細胞があるトコ)への刺激を増やすことができます。


 ほかにも鼻を湿らせることで空気中のニオイをキャッチしてるなんて裏技もあ。ほんっと犬は嗅覚やばい。


 まゆは『転校生質問攻め』イベント発生中。以前は『小泉学園』という都会の学校にいたことが物語中で明らかになりましたね。このヘンの設定を今後活かしてくるのかどうか未知数ですが、まゆは転校前にあったのかなぁと思いを馳せることもできるでしょう。いずれ、明らかになってきそうですね。


 なお、こむぎは犬としての本能を迸らせ『いろはのガッコーに行く』という目的を忘れ去ってしまったようです。うん、知ってた(犬飼い並の感想


 犬って帰巣本能がある子とない子がいるからねぇ。しかも好奇心旺盛でどんどん前へ進んじゃうからさ、こむぎみたいに「あれ? ここどこ?」ってなっちゃうパターンわりとあるあるですかね。まあでも、今回のこむぎは運良く? プリティホリックにたどり着いた、ああ、キミ迷子の自覚あったのね。


 キミたちこむぎ・ユキはなにしてるの? いやかわいいからいいけど。


 いろは(とまゆ)の母校名が作中で明らかとなりました。その名もわんにゃんちゅー、じゃなくて『湾岸第二中学校』だそうです。


 ワン岸第にゃん中学かぁ、うん、中学生らしいセンスだな。


 いろは、持ち前のコミュニケーションと以前に知り合ったアドバンテージから案内係を任されたようです。陽キャの鏡のようないろはにジェラシー感じちゃうまゆ。あっちこっちの助っ人しちゃうような運動神経だからね、しかも明るくてだれとも打ち解けるとかもうアレよ、まゆからしたら陽キャの権現よ。


 で、いろははまゆにワンダフルなトモダチを紹介するとのこと……ほう! 今どきの学校でこの規模の『ふれあいコーナー』は珍しい。わたしの母校はすっかりなくなっちゃったよ。先生と生徒、そしてボランティアが協力してやってるとのこと。まあ、ボランティアさんには負担にならぬ程度にやってってほしいものですね。


 こういう場所は余裕があればほしいものです。どうぶつと触れ合うことでたのしさや尊さを学ぶこともできますし、こっから獣医さんや動物学者的な道を志しそうな子もいそうだ。さとるくんとも挨拶を交わしつつ、まゆちゃんもどんどん打ち解けていってるようですね。


 あのカメ公、どうやら名前は『亀郎・亀美』だそうです。しっかり日誌つけてるシーンをうつすのは好感もてるね。んで日誌によるとその日は2024年4月9日なんだって、へー。


 さて、なにやら外が騒がしいようですがいったいナニがと思ったらやっぱりガルガルですよおくさま。さっそくガルガルをどうにかしようとするけどひとりじゃなんか心細いなぁっと思ったらなんか来たよ。


「こーむーぎーがーきたよー」のリズムとトーン好きです。今回はウマさん? のガルガルっぽいね。ウマさんは競馬っていう娯楽があるようになかなかのスピードとスタミナをお持ちでございます。元来、草食動物つまり被食者なので攻めっけより守りのほうがカタいのです。が、今回はガルガルなのでバリバリ闘争モードなんだね。


 走っても追いつけないところでワンダフルが何か思いついた模様。こいついちいちかわいいなぁ。


 んで用意したんはライオンパワー。どうやらライオンは加速器的な力も持っているようです。けどこれええんか? ウマのガルガルからすると『ライオンに追いかけられてる図』ができちゃうけど?


 まあいっかプリキュアだし(なにが?


 質量ある残像は草。そんで目ぇ合わせての説得に「がるぅ~」じゃねーよ草。




 騒動もおわっておうちに帰ろ。みんな無事でよかったねーとかガルガル鎮められてよかったねーってのもいいけど、おいこむぎ、おめー勝手に家出しやがったな?(鬼の表情のいろは


 これはおやつ抜きですわぁ。っと、なんかさとるくんが思惑ありすな表情。え、まさかアナタ校長とか理事長と懇ろで「ねぇねぇシャチョさーん? ワタシひとりニューガクさせたいセートいるだけどぉ~」とかできちゃう子なの? いやそんなことないですねオッサンの妄想でした


 例によってまゆのモフモフを受けてるマユ。本猫がイヤがらないなら、いやイヤがってるけもまあいっか。しっぽも揺れてるしね。


 この『わんだふるぷりきゅあ!』って作品はねぇ、ちゃんと『動物のこころ』を表してる行動をしっかり描写してるんだよ。ささいなしぐさからなにから気にしてるんだろうなぁと。動物のこころと行動、こういうのは『動物行動学』の本を読むといっぱい学べるからみんな書店へゴーだぜ!


 なんやかんや、まゆちゃん前向きになれたようで何よりです。いろはとさとる、そしてフレンドリーなクラスメイトとどんどん交流を深めていってほしいですね。


 次回予告……え? まさかさとるくんまさか? いや、たしかにこむぎはえーっと正式年齢出されてないんだっけ。えーっとこむぎちゃんガッコーに通うならきちんとお勉強しなきゃだしいろいろできなきゃだけど、でもまあプリキュアだからいっか(なにが?


 こむぎっちは漢字書けるし計算できるし人類の歴史も知ってるし積立NISAもトクイだからヘーキヘーキ。


 さて本日のわんだふるは葉っぱに埋もれた白い毛むくじゃらがいる! かわいい! ちょっとぺろりなわんちゃんもかわいいし、おみずペロペロしてるハム(チュウ?)もかわいいね!


 こういう子たちを見てるだけで元気になっちゃう。きっとこの子たちの飼い主さんは毎日しあわせに過ごしているでしょう。わたしも、我が家の黒い毛むくじゃらに毎日の活力をいただいております。


 本日もたのしい30分間でした。ここで得たゲンキを胸に、また一週間おもしろおかしくワイワイやっていきましょう!


 アナタと、アナタの"家族"に幸あれ!!

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