Parade.

 あれは過去の住人の僕が

 純朴で無垢に人が愛を抱き合うと

 無邪気に信仰していた頃

 祖父の家で

 夏の刺す光が辺りを白く

 さぁ焼き肉のParadeがやってきた

 今日は元気な肉達

 ハラミ、せせり、ウィンナー、豚バラ

 可哀想なキャベツ、玉ねぎ

 滋味なサンチュたっぷりで

 汗をかいたロックグラスに

 アルコールはなく

 それでも良かった

 あの頃の記憶は

 祖父の亡くなった今でも想い出す

 あの夏のバラバラに砕け散ったParade

 また繰り返す季節に

 あのCentimentalな記憶は

 幾らPureなまま保った想いを

 両替しても足りないんじゃない?

 誰かが欠けても続く

 この夏のParadeは

 炎の様に行先未来が揺れるから

 まだ終わらない

 

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