記念日.

 しわくちゃになった心と

 痛んでいく気持ちが

 重なりあって

 生きていくことが愛だって誰かが言っていたけれど

 愛を知るために生きていく

 かかる時間は限りなく悠久の時を経て

 1秒後に起きる出来事は

 決して断定的でない

 

 多様なChaosが

 尊い未来のために

 傷つけあって生きていく他人との出来事は

 慈愛れんあいと呼ぶのだろうか

 さんざめく春に泣いた僕の

 歌詞は

 記念日

 今日と共に過ごそうとしてくれる他人が

 痛んでいくのは僕が傷つけた年月と

 僕が台無しにしてしまった僕達の印象と

 意味の無く途切れた物語筋書きを知ろうと願ったあの日だけで

 巡る季節が回るたびに僕は

 一人で平和に生きていこうと誓ったあの日から

 多分何も変わっていない

 生動の孤独がヘーゲルにより自己意識を定義していく

 他者に谷底に落とされ汚された自己意識が僕を社会から離脱させる

 そんな僕のソリテュード.

 僕は社会に依存する事のなく

 僕は、孤独に弱い僕を僕が支援するために

 自己愛に依存し

 他者から拒絶される為に

 伽藍な心に鐘がなる

 福音は、己が何重にも重ねた羽衣へ身を隠した先へ訪れる

 決して他人に弱みを見せてはならない

 だって秘密と言う名の創翼は僕をより大きく羽ばたかせて

 残酷なエネルギーレベルの彼方へと歩き

 世界中へ自己愛を満たし

 社会への孤立する信念の波動を届ける

 あの頃の王者の鐘がなるままで

 信念は変わらない

 過去に共に散った知り合いの事は忘れない

 去っていく別れと

 繋がって行く永遠の地の下で

 もう一度だけ伝わる軌跡

 繋がる絆が壱式.

 また巡る朝が弐式.

 人の息遣いが煩く社会の臭い息の掛かる嫌気の刺す毎日へ

 非難する覇道の残花が参式.

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