冤罪から唯一信じてくれた義妹がタイムスリップしていたことが分かった。そして前の未来に嫁がいた。
激 辛
第1話
冤罪になってから、俺はみんなに責められた。
だけどそんな時に、唯一俺のことを信じてくれた義妹が居た。
最初は俺のことを疑っていたかと思ったけど、ある時から急に考え直してくれたようで俺の味方になってくれた。
義妹は俺のために何でもしてくれた。生活のサポート、精神面のサポート、全部してくれた。
そして、義妹からまさかの告白されて、俺達は付き合って幸せな毎日を暮らしていた。
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そして、冤罪から1年後、義妹と付き合ってから半年になる。
急に頭に衝撃が来たような感じがした。
「お兄ちゃん!!大丈夫??」
「・・・っ」
大丈夫と返事をしたい。だがそれを言えない程、頭が痛くて
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「死ねよ!!ゴミ!!」
「違うんだよ。俺は本当に」
「アンタなんて、お兄ちゃんじゃない」
_____
「傷ついて、裏切られた者同士仲良くしようよ」
「あー、これからはずっと一緒だよ・・」
________
「・・・花」
「・・・っ!お兄ちゃん・・・どうしたの?急に花でも欲しくなったの?」
俺の頭の中に、記憶が蘇る。それは鮮明な生きていた記憶。
そして・・・矛盾・・・いや、一つの答えが分かった気がする。
「春、正直に言ってほしい」
「・・・な、何??お兄ちゃん」
あの時の、義妹は完全に俺を決めつけて嫌っていた。だけど急に態度を変えて俺を信じてくれた。
「春は・・・未来の記憶があるのか?」
「・・・っ!!」
俺は春に問いながら、答えが怖かった。前の記憶の幸せな花との時間・・・そして、同時にあった春との付き合ってきたこの時間
「そうなんだな」
「ちぃ、違うよ!!お兄ちゃん、私は」
「なら、あの時急になんで信じてくれたんだ」
「・・・そ、それは」
「それに、俺はずっとお兄ちゃんだったんだ。顔で嘘か本当か分かるよ」
「・・・っ」
その俺の経験から、この義妹の答えはイエスだった。
星が10を超えたら次回を投稿します。
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