悪夢綴
湾野薄暗
第1夜
幼い頃、家の本のページが気がつくと破り取られてて、話分からないな…とは思ってたんですけど、どこの家庭もそうなんだろうと思ってたんですよね。ある日、家に帰ると知らない人がいて、本のページをペリペリと剥がしては口に運んでました。その人が振り返って「美味しいよ。君も食べる?」という悪夢
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