C9話 ☆1は4 0は素晴らしすぎて☆などでこの感動は表せないよ

☆1は4 0は素晴らしすぎて☆などでこの感動は表せないよ 30点




 

「見ず知らずの人に」

「作品に評価もつけずに」

 その作品を用いて自身の創作物を一方的にシタタメ送りつける行為は、たとえコメント欄であっても私はいかがなものかと思っています。


 日頃の交流を通して、互いに尊敬し合い、友愛を育てている背景があってこそです。


 また、は初対面のお方も含めて、その作品に評価を頂いていれば好意的に受け取っています。

 むしろそういった派生創作を頂戴することは、ありがたくもあり楽しくもあり。

 私にとって好ましい知的遊びという認識。

 なにせ書くには時間を要しますから、それをもってしてのプレゼント、他者から寄せられる好意だと素直に歓迎しています。


「自分も一緒に遊びたいな」

 私の作品を読んで私の土俵に上がりたいと、その方の心が動いたのであろうから。

 なんと嬉しく光栄な、喜ばしいことでありましょう。


 ただし、それは敬意をはらってもらった上でのこと。


 評価というのは誰でも分かりやすく目で見えるカタチで、作品もしくは作者への尊敬の念を表した物である、と私は捉えています。


 評価もつけずに人の作品で相撲をとる。


 それはまさに土足で踏み上がる、汚す、行為です。

『自分のほうがこんな面白い良いもん書けるんだぜ、と見せつけてやがんのかい?!』

喧嘩を売ってきやがった、と思われるのも仕方のないことです。


 私のところに限らず他所でもお見かけします。

 なぜ星1つもつけないでそれをするのか、正直理解に苦しみます。

 そのお方にとってそのお作品は、ご自身の持つ判断基準に従って「評価に値しない、星一つもやりたくない」と思っていらっしゃるかも知れません。

 しかし、少なくともその方の創作心を動かし創作物を書かせた時点で、確実に煌めく星1つパワーはあるのです。

「この私を動かした作品」としてお認めになることは、ご自身の評価基準ポリシーになんら反さず、ご自分自身を高みに置いたままで行える行為、むしろそうしないことは自分を貶めているような気さえします。

 なぜなら取るに足らないと思っている作品に、自分が、ついうっかり心動かされたことになってしまいますから。

 ポリシーを捻じ曲げるのではなく、基準項目を一つ足す、そう柔軟にお考えなさればよろしいかと存じます。


 適切なタイミングで評価をつけている。

 そういったマイルールをお持ちの方もいらっしゃるでしょう。

 ズバリ、区切り良いとか最新話に追い付いたらとか関係ありません。

 派生創作を書き込みたくなったその時こそが、適切なタイミングです。

 そうすることで、相手に誤解を与えず、嫌な気持ちをさせずにすみます。


 ひと様の場所に、小さくとも自分の作品を勝手に飾り置きするのだから、せめて広告料を払う感覚を養いましょう。

(星の数は人により捉え方が多様すぎるのでノーコメントで。作品を書いて発表するという事自体が頑張ったねで花丸あげたい派であり、きっぷの良さを粋・是とする私個人としては。☆1などしみったれたことせずに、創作欲を刺激し、楽しませていただいた御祝儀に3ぐらいは弾みますけど)


 それではまるで賄賂ではないか。

 作品を評価する、という本当の意味合いから離れてしまうではないか。


 それも真であると、私はその考えも肯定します。

 ヒトの数だけ、真も存在しているのです。

 

 ただ、評価の基準を崩さず特例を作らないのならば、人さまのお作品をもじらないことです。

 自分だけの世界から一歩出るのならば、何かを受け入れたり、我慢することも肝要であります。


 つまり自身のポリシーを遵守じゅんしゅなさった暁には、人さまの作品にインスパイアされても「書きたいが書かない」という「我慢」を発揮せねばなりません。

 自分同様に他者の尊厳も護られるべきであり、それこそが公正であるからです。

 自己愛と合わせて人にも愛を。


 他者をおもんばかる言動。

 内なる人格が自然と滲み出るものではありますが、常識とは、これもまた人それぞれであります。


 尊敬か屈辱か。

 相手にどう捉えられるかは、初動ありきです。


御里おさとが知れる』

 ここでは育ちうんぬんを指してはいません。

 作品を産む御里は作者自身であるということ。

 よほど一角の大物作家でもなければ、読者としては、作品と切り離し、作家の人となりに目をつぶり難いのは世の常。

 どこかで誰かが、見て読んで、知っております。


 自分の美学を守らんと固執するがあまり他者を踏み散らす行為は、もはや美しさが損なわれておりましょう。


 レストランではなく、楽しむ事を目的にした持ち寄りパーティーに、ミシュラン格付けは誰も望んでいないのです。

 その正義のなたは殺傷能力があることを自認し、一律に振るうことをせず、使い所の見極めが切要であります。


 自身も含めて、夢々忘るるべからず、と気を付けていきたいものです。


『てんとれ』の、のほほんとした雰囲気から一見外れるような今話。

「気安さを 蔑ろにしてもいい理由に 履き違えなさんな 30点」

 平和を愛でるも、ひみつ倶楽部の一国一城の主たるもの、隠し持っている研いだ爪をチラリズムであります。


 ただし喧嘩は買いません。

 嫌なコメント怖いコメントが来たら泣いちゃうので、御説ワタクシメに吹聴される前にそのまま素通りされたし。

 悪しからず。



【注意】

前話にも記しましたが。

てんとれ祭企画時はさにあらず。

♡もフォローも、ましてや評価も一切なし、挨拶要らずで、どなた様も気軽にご参加できます。



【1行補足解説】


お作品を持つカクヨムユーザーのみなさまへ。

私もあなたも。

ま、ナニゴトも前向きにとらえて、書き書き楽しんでいきましょうね。

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