25.ガードレール

すぐに彼の問いに応えられなかった


必要としていたのは

私のことをすきだと言ってくれる誰かで

その事実から彼の問いかけに

黙っていることしかできなかった


もしかしたら

そのことに気がついていたのかもしれない


ガードレール越しに

初めてキスをしたあの瞬間から

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