5.静寂

暖かな日差しの下

ひとり公園のベンチに座り

風で木の葉が揺れる様を見ていた


光が反射して様々な色が目の前を交差する


傍から見れば

孤独な人に見えるのかもしれないけれど

すこしも孤独ではなかった


周りが決めつけることが

必ずしも

全て当てはまるとは かぎらない


かぎらないさ


だから

出来ることや出来ないことを

周りに決められるよりも

自分で決められる人になればいい


風がやんで 静寂に包まれた

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