DREAM BOOK:05

このエピソードはどこまで続く?

「本の夢師 HON NO MUSHI」と言う

簡単な当て字から始めた作文だったが、言いたい事は山の様に。

僕は物書きとして、日々、成長していると思う。

成長は時間差で感じる事が多く

半年前に書いた作品を、半年後に読み返すと

その瑞々しさに嫉妬を覚える程だ。

反対に書いている途中は暗中模索と言うか

こんな文字を並べる事に、意味があるのか?

いつも猜疑心が傍らで指を指す。

きっと、このエピソードも

いつか瑞々しく感じる事を希望に

今、書ける事を従順に表現して行きたい。


4年後に読み返して、変だと思う箇所もあるが

「当時の味」として残したい。

いいたいことは解る。過去の自分の主張なのだから。

いつも、極限の中で言葉を紡いで来ている。

しっくり来ない日は、寝室と書斎の往復。

今回の制作秘話を明かすと、

1番打者のINSANEから

最終打者のMAMAGANEまで

最低2周は回したかったので

かなり蛇足なものを書いてしまった。

書くことがない時は申告敬遠でもいいのに

目次表示との兼ね合いで

意地でも打席に立とうとする。


瑞々しいという表現もよく解る。

赤裸々だから言葉が剝き出しなのだ。

恥も外聞もかなぐり捨てて

表現に没頭しているのがよく解る。

逆行するように

年配者は「軽い」だの「意味不明」だの

言葉を選ばずに墨を塗る。

直接的には、汚泥を塗りたくる。

「軽い」から「残らない」

「若者向け」だから「意味不明」だとバッサリ!

僕は共通の公用語を使って書いてますけど?

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