第14話四葉のクローバー·神奈川県海老名市
散々な目に遭い続ける古賀は、バイクを引っ張りながら充電できる場所を探していた。
「なかなか、住宅がないな……」
四十代の古賀に、電動バイクの重さが伝わってくる。そして疲れて一休みした時だった。
「ん?これは……!」
ガードレールの縁に生えているシロツメクサ、そのうちの一つがなんと四葉だった。
「すげぇ、久しぶりに四葉のクローバーを見たな。」
四葉のクローバーを見とれていると、一人の女の子が声をかけてきた。
「ねぇ、それ四葉のクローバー?」
「そうだよ、欲しい?」
「ちょうだい!」
「いいよ。」
古賀は女の子に四葉のクローバーを渡した、すると女の子の母親がやってきた。
「ありがとうございます、ところであなたは?」
「古賀といいます、電動バイクで旅をしているのですがバッテリー切れになってしまって…。」
「あの、家で充電しませんか?すぐそこです。」
「ええっ!?ありがとうございます~!」
渡りに船とはこのこと、これも四葉のクローバーのおかげかな?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます