50秒小説『ハリー・ポッターとケンちゃんの意思』
小学生時代の作文
「ぼくは、大きくなったら、ぜったいに、ぜったいにはりーぽったーになります。 二ねん三くみ 田中けんじ」
中三の時のアンケート
「将来は、ハリポッターになりたいと思っています」
高三の進路指導
「一般の大学に進学することも考えたのですが、やはり小さい時からの夢を実現させたいと思っています。僕はハリーポッターになります」
面接
「子供っぽい夢を抱いていたなと、恥ずかしく思います。現実的に考えれば、僕がハリー・ポッターになれるわけはありませんからね。今は自分に出来ることを、こつこつ積み重ねて、少しずつでも成長していきたいと思っています。こんな未熟な僕ですが、どうか、よろしくお願いします」
「あなたの熱意は伝わりました。入学を許可しましょう」
面接官立ち上がり握手求め「ようこそ、ホグワーツへ」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます