第19話 夏祭り…?


 まーじか…。

 夏菜子がいいって言うならいいけどさあ。


 どうすんだこれ…。

 俺の独断でオッケーできないしなあ。


「相手の方の親にはオッケーもらってるから。」


 えぇぇぇ?

 行動はやぁ。

 いつのまにかアポイントメントとったんだ。


 あれアポってアポイントメントだよね…。

 それすらも分からんくなるぐらい混乱してるぞ…。


 まあそれでお父さんが俺のことを応援してくれるなら…。


「わかったけど…。」

「よしじゃあ決まりだな。」


 お父さんが異常なほどの喜び方をしている。


 あーこれあれだな。


 お父さんが出し物出したくないからだね。

 さっきまでの疑問が確信に変わったよ。


 まあオッケーもらってるなら別にいいけどさ。


 お父さんとの会話が終わって自分の部屋に戻る。


 作曲の続きをしてもいいのだがとりあえず今は音楽の進路に進む方法について考えよう。


 1番無難なのは音大だろう。

 「音大 日本」で検索をかける。


 国立から私立まで幅広くある。


「意外とあるんだなあ。」


 個人的にもっと少ないと思っていただけに少し意外だった。


 どこにしようかな…。

 東京とか憧れるな…。


 なんか色々世界が広がりそうな気がするのは俺だけだろうか。


 これから色々調べていって大学に行けるように頑張ろう。


 でも今はそれよりも新曲だ。

 今は夏菜子のためというよりも好きでやっている面が大きい。


 今まで出した言葉を繋ぎ合わせて曲にする。


 なかなかいい歌ができたんじゃないか?


愛してる、君だけを

星空の下で、手を繋いで

夢中で、君を見つめて

愛してる、この気持ち


君の笑顔が、僕の太陽

涙が降る日も、共に歩こう

愛してる、君との未来

永遠に続く、この愛の歌


愛してる、言葉じゃ足りない

君への想い、胸に秘めて

愛してる、君との物語

このメロディー、君に捧げる


愛してる、君だけを

心から、伝えたい

愛してる、この気持ち

永遠に、君を愛してる


 どうかな…。

 いい感じかも…。


 でもなんだか傾向が前とおんなじだな…。


 まあいっか。


 早く夏菜子に歌ってもらいたいなあ。

 

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