「鯨の歌」

添える手の横はブルー ひとりで生きてゆく

太陽に背を向けて   力を培った

波も分からぬままに  波を進んでく


愛はマリンスノー   浮かんだばかりの死

泳ぐ道やがて     海溝となる頃

他人という魚の    微かな好意の日


忘れ去られて     月の山

置いて来た様な    愛を

探し求めて      貴女は褪せる

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