四九。厠*
実家のトイレが怖かった。ぼっとん式で、用を足すと下から「不味い」「不味い」と声が聞こえる。誰も信じてくれないので、お店や学校で済ませるようにした。中学の時、彼氏が無責任で、どうしても親に言えなくて、このトイレを使った。「旨い」「旨い」と声が言った。死にたいと思った。
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