7人の中学2年生が命がけのゲームをする話

@poppy_yossy

プロローグ

やぁ、初めまして。早速だけど、君は「デスゲーム」って知ってるかい?フフ、そうそう。その名の通り、命をかけるゲームのことさ。もちろん、それに参加者として参加するのもスリリングで刺激的だろう。だが、そのようなゲームを行う「主催者」としてデスゲームに関与するほうがよりエキセントリックな刺激が手に入りそうだとは思わないかい?そこで、僕はあるゲームを企画しようと考えた。大人を対象としたゲームだと、自分が生き残る事に必死で、平気で他を蹴落とす行為が常習的に行われるだろう。そういうゲームも悪くはないが、子供を対象としたゲームの方が唆られると思ったんだ。だって、子供同士って何となく仲間意識で結ばれているだろう?だが、子供すぎてもルールが理解できないなどして、ゲームにならない可能性がある。そこで、対象を「中学2年生」に絞った。しかし、それでは対象が多すぎるので「同じ学校のクラスメイト」まで絞った。初対面だと変な遠慮や忖度が発生して熱のないものに成りかねないからね。参加者は自然に分かるだろうけど、自己紹介もなしにゲームが始まってしまっては「傍観者」の君たちも不便だろう。だから、今回のゲームにおける参加者の名前と簡単な性格を紹介するね。


・葉山 花子  穏やか

・拳之 力也  攻撃的

・緒方 コジロウ ムードメーカー

・冷野 徹也  クール

・霊野 ひなた 不思議ちゃん

・多賀 史霧  しきりたがり

・闇川 柑奈  自己中心的


なかなか個性豊かだろう?なぜ彼らがゲームに呼ばれたかはまだ秘密さ。それではこの物語を…って、私の紹介がまだだったね。私はこのゲームにおける「主催者」であり「案内人」だ。フフ、これだけじゃ分からないよね。だが私の存在については明かせないのだよ。すまないね。…おや?史霧くんが動き出したようだよ?それでは、このゲームを楽しんでくれ給え。



  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る