婚活作家 ~突然入社してきた後輩~

西沢佑美

第1話

私は今日も仕事を終え、自宅に帰ることとなった。

明日は、新しく入社してくる人がいるらしい。とても楽しみだ。


*******


「入社してきた條(じょう)と申します」

年齢はアラフォーであり、見た目は少し若い印象だった。


「林さん」

林さん、という同僚に積極的に話しかけている。

「こんにちは。初めまして」

私は條さんに話しかけたが、條さんは無視してきた。

社会人にもなって、無視なんて、度胸があるな、と思った。

最初から好印象ではなかった。

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