45.腸管を通せ

 周囲からのウン圧がやばい。

 大きな病院なので、すべての科のお医者様がとても忙しそう。

 それでも、各担当者の先生がものすごい速度でこまめにチェックをしに来てくれます。

 アサイチのパチ先「腸管通りましたか?」「まだです」

 アサイチの看護師さん「おはようございます今日の担当のxxです、お通じ来ましたか?」「まだです」

アサイチの麻酔科の先生「頭痛の様子いかがですか?お通じの方は?」「まだです」

お薬くれる看護師さん「お薬の時間ですよ、ちなみに」「腸管通ってません」


 早くうんこしないと、村を焼かれそう。

 頭痛で体を起こすだけで気分悪くなって、ご飯もほとんどまともに食べれてないから、コンディション的には最悪に位置してます。

 もうちょい待って。みんな口を揃えてうんこの話しないで。

 私だってしたいようんこの話。

 いや嘘できればしたくない。


 ほんまに大丈夫かこれ。

 私はなんでこの日記を書いてるんだっけ?

 みんなついてきて。(腸閉塞の危機です。真面目な話です)


 もう人の顔見たら「腸管まだ通ってません!」って元気よく第一声を放つ化け物に仕上がっていますが、なんとか強く生きていく。

 みんな、水分はめちゃくちゃ取った方がいいよ。

 腸管との約束だ。いや違う。初心者との約束だ。


(続)

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