配信【鎮静】(6)

急げ、急げ。


リアルの動画を荒くするなり編集をされて、放送されている。

その後に、瑠璃達が、サタン国の人や、国内の人との戦いのシーン。


思ったより、遠かった。


やっと、事務所。

エレベーターに乗り込む。

スマホで、ついたと送る。


この後、一曲踊るんだけど??


ポーン


急いで、セットしてもらって、入る。


「ゼラニウム様!」


「怪我はないですわよね?」


「ふー。へーき、酸欠で死にそうだけどw w

無事、捕獲したしよ。あれ、洗脳された人はいなくなった?」


「そうなの! 妨害のために歌っていたら、正気に戻っていったんだよ」


「そうなの?」


「ええ。単純に音を聞かない時間だと、もう全員戻っているはずなので、単純に歌をある程度、聞いたらっていうのもあるわ」


「じゃあ、前作ったステージ。それで、歌おう! それで、放送したら」


「バンブーにしては、賢いことを言うわね」


「でも、結構離れてるよね。また、ダッシュするの、、」


「ゼラニウム様、瑠璃のを突っ込んでよ!」


「事実だから突っ込まなくていいわよ。けど、走るのはしょうがないじゃないの。行きますわよ!」


「はい。はい」


そして、場面が転換する。


『全国、放送準備できました!』


「ありがとう」


「分かったわ」


「ん」


「「「鎮静歌《レクイエム》!」」」


呼吸はしんどいが、そうは言ってられない。

練習通り、体を動かしていく。



そして、曲が終わった。


「ふー。ふー。これで、全員戻ったかしら?」


「瑠璃の予想が正しければね」


「下部よ、国の様子はどうかしら?」


『サタン国も含め、確認できる限り、皆武器を捨てました!』


「そう」


「良かったわ」


「うん!」


そして、舞台は暗転する。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る