第4話もしも、こんな運転違反者がいたら…

ピー、ピー

警察官が検問している。

1台の車が停車した。

運転手はおじいさんだ。

警察官はウィンドウをノックして、開ける様に言う。

「おじいさん、検問です。免許証をお見せください」

「えぇ〜、孫に会いに行ってね。寒いのにご苦労さんです」

車が動き出した。

「ちょ、ちょっと、おじいさん免許証」

「え?免許証?何それ?」

「おじいさん、免許証携帯してないと違反になるんですよ!」

「何をクダ巻いてるの?」

「クダなんて巻いてませんよ!免許証」

「だから、私はそんなの知らないって」


「おじいさん、ちょっと酒臭いね。ハーッしてみて」

ハーッハーッ

「うわっ、飲んでやがんな?おじいさん!」

「孫に会いにいって、お銚子3本だけ飲んできたの」

「お銚子3本?ダメだよ、飲酒して運転しちゃ」

「だ〜か〜ら〜、お銚子3本だけ」

「お銚子の中身は何?」

「おたく、私を馬鹿にしてんの?お酒に決まってるじゃない!」

「ですから、飲酒運転は違反ですよ!」

「オタクね〜、こんな夜中にお仕事大変だろうけど、クダ巻いてどうするの?飲んでるの?」

「おじいさん、車から下りて」

「何でよ」

「おじいさん、無免許運転、飲酒運転で現行犯逮捕だから」

「だから、お酒じゃないって!お銚子だっつーの!」

「おじいさん、それは署の方で聴きますから」


皆さん、こんな経験ありますか?

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