ピンクデューン
立夏よう
プロローグ
これは聴罪師となった僕のおはなし。
この惑星で行われる残忍な儀式は、この地の愚かな民にとっては自らは善である証明だった。悪は滅び去り善が勝ち残るというこの儀式を侮辱することはけして許されることではなかった。僕にできることはただ、罪人が犯した罪の告白を聞くことだけ。
正しいことなんて何もない。何が罪にあたるのかもわからない。ただ人を罰する仕組みがそこにあるだけ。
聴罪師を引き受ける時、僕はこの惑星についても、何が罪なのかも、罰は何を意味するものなのかもほとんど何も知らないままだった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます