第19話緊張するケニア国立公園のサナンナ

だから反対の言葉を言う。緊張してるんだネケナ…。

「でも旅費はボクが出したんだぜ?」

二人のパッションは、激しく熱く萌えた。

「なんで?日本でブルーだったクセに会ってやったのよ?それに貴方、カンチョーだったんだってねFBのプロフィールを全て読んだわ?」

「官僚だっちゅうに!」

「即位礼正殿の儀で万歳三唱をした飛鳥(あすか)総理にバッシングが集中砲火したのが居たたまれなくてね、それで…。」

「…、そんな言い訳、日本人以下ね!パーラメントじゃないのに!」

「まったく…。」

「理由はある!」

サバンナの風は熱く萌える二人にとっては、とても涼しい…。

時折ゼブラが無表情で横切ると、ガゼルやインパラが混ざり合って識別は困難だけど僕達にとっては恋も愛も同じものなのだ!

僕たちは、とても盲目だ。ネケナは思い出したかの様にフッと、目線を上げる。「日本は、南アフリカに勝てるかな?」「ケニアよ、ナイロビが勝つわ!

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