第4話 新小6生よ!その大学合格実績に意味はない

 さあ、新学期から小学6年生。志望校決定にあたって、今年の大学合格実績を参考にしよう。

 これは実は意味のないことかもしれない。

 良い料理(大学合格実績)は、良い料理人(先生)が良い素材(生徒)を使って作る(授業を行う)必要がある。ただ、その目の前の大学合格実績を作った生徒では決してあなたではない。となると、重要なのは先生である。

 中高一貫校は大体先生が持ち上がりで、中1から高3まで6年間面倒を見ることが多い。もしくは中1から中3まで、高1から高3までで入れ替わる。私は、これを6年または3年の法則と呼んでいる。

 ここで聡明な皆さんならお気づきと思うが、今目の前にある合格実績を上げた先生はあなたの学年ではなく、一つ上の学年を担当する。教科担当にはなるかもしれないが、可能性は少し低い。あなたが見るべきは、小3から小4への進級時、もしくは幼稚園から小学校入学時の大学合格実績かもしれない。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る