第4話 褒めて伸ばすカンパニー 食堂編
褒めて伸ばすカンパニーには食堂がある。
本日はこの食堂での風景を一部始終を紹介していこう。
「幸せ定食一つお願いします」
「「「「「「「はい喜んで!!」」」」」」」
彼が幸せ定食を注文するとキッチン内にいる従業員が笑顔を向けながら料理を作り始める。
「野菜さん今日も新鮮で偉い!」
「お肉さん色が最高! 偉い!」
「お魚さん目が生きてる! 偉い!」
「お米さん大胸筋がキレてる偉い!」
「味噌汁さんの良い匂い! 偉い!」
「ドンブリさんキレイだね! 偉い!」
「お盆に乗って偉い!」
「「「「「「「美味しい料理作ってくれてて偉い!」」」」」」」
最後は注文した彼らからの激励である。
そして出てきた幸せ定食。
「ご飯、味噌汁、サンマの塩焼き、豚の生姜焼き、青椒肉絲、納豆、生卵」
そして「午後もお仕事頑張っていつもお仕事偉い」とまるで自分の娘が書いてくれたかのようなマル文字のカードが一枚添えられている。
「いただきます」
「いただきますって言えて偉い!!」
「完食しました」
「残さなくて偉い!」
「ごちそうさまでした」
「ごちそうさまって言えるなんて偉い!」
「返却口に持ってきてくれて偉い!」
そんな声が右から左から聞こえる。
みんな幸せな気持ちでご飯を食べるのであった。
ちなみに、カードは十枚集めると好きな小鉢と交換できる。
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