35 いい加減な冒険譚 その35
魔方陣(未発動)を発見し、先行していた
「ええい! 頭脳プレイするオーガとか反則過ぎるぞぉっ!?」
※本当に……(苦笑)
━━━━━━━━━━━━━━━
──転移先は……モンスターハウスぅっ!?……マヂカヨ……orz──
転移魔方陣が発動して……転移先へと。
どさどさどさっ!
「痛いっ!」
「痛っ!?」
「ちょっ! 退いてぇ〜、重いっ!」
魔方陣に触れた順番で転移したようで、俺が最後に落ち……2人が重い目に逢い、慌てて飛び退くツトム。そして何かに気付き、
(しっ!……静かにっ!)
小声で叱咤する俺に慌てて口を噤む2人。
(え? 何が……)
(あれを見ろ……)
視線だけで方向を知らせると、多くの魔物というか……さっき俺を投げ飛ばしたオーガと似通った体格のトロール種。そして……
(なに? あの数のゴブ……いえ、ホブゴブリン?)
大型のゴブリン種であるホブゴブリンまでがゆっくりと闊歩していた……
転移魔方陣は魔物たちがたむろしている場所から離れていたのが幸いしてか、気付かれていないようだが……
(気付かれてない筈が無いだろ。恐らくだが……気付いてない風を装い、油断して移動を開始した所を後を付けて、袋小路に追い込んで襲うつもりだろうな……)
ツトムは仕方ない……と、ギルドカードのアイテムボックスに用意していたとある装備を3つ取り出す。
尚、魔導ドローンカメラは転移にはついてこれず、転移元に置いてきぼりだ。今頃はあのオーガに破壊されてるだろうな……ッタク、トンダサイナンダ……
※転移の瞬間に同じ座標に無いモノは置き去りにされる為。ツトムに追随する設定(カメラは2人に向けられている)の為、勢い良く投擲されたせいで魔導ドローンカメラが魔法陣に間に合わなかった……という事
◆◇◆
「なっ……至急、救援を乞え!」
生放送を視聴してたタカシ主任は、魔導ドローンカメラが破壊されてノイズだらけになった映像を見て一瞬固まった後……シュイに怒鳴る!
「もうやってます……」
冷静に返すシュイだが別に心配してない訳ではない。唯、
「フィンぅーー! ファラぁーーっ!」
「主任、うるさい」
……という訳で、日本ピクチャーレーベル・ダンチューブ部門の事務所はタカシという中年親父の怒鳴り声で近所迷惑な音源と化していたのだった……(苦笑)
━━━━━━━━━━━━━━━
※防音処置は完璧なのでシュイだけが迷惑を被っているという……(苦笑)
※JPL事務所では、耳栓は必需品です!(笑)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます