星が並んだ月の夜に

星が整列した特別な夜

闇で澄み渡った空には

カラカラと明るい

鮮やかな月が浮かんでいた


眠りに落ちた家々に

投げかけられた

月のフィラメント

無数の光の筋を

上ってゆく

眠り人の魂が

夢に見るのは


月の表の幻光か

月の裏の幻影か


未知の異星から

眺める青い星なのか


フィラメントが

見えなくなる

水色の朝までの

短かくも

永遠の旅


https://kakuyomu.jp/users/rubylince/news/16817330649890129345

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る