水素の軽さになって
フィンとマスクをつけて
地球上の異世界へと
潜りゆけば
海の天井はゆらゆらと
太陽の光芒と踊る
イソギンチャクと戯れる
オレンジ色のクマノミ
海面近くの明るみを泳ぐ
黄色い頬のゴマモンガラ
冥色のドロップオフに並ぶ
銀色のサメの群れ
音のない世界の振動と
重力のない世界の波動を
海の生き物たちと共有して
宇宙が生まれたときの
水素の軽さになって遊ぶ
頭上の光に誘われて
海面を突破すれば
遠くに見えるのは
揺るぎなき水平線
白サンゴの砂浜では
太古から変わらぬ
悠久の時間を
刻み続けている
https://kakuyomu.jp/users/rubylince/news/16818093076186045892
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