第18話 家族と友達だって私の事を守ってくれる(4月13日)

「終点の西安倉にしあくらです。お忘れ物のないようにご注意ください」という車内放送で私が目覚めた。

高校に入ってから2日目になるけど、時々眠れない事がある。

別に嫌な事が有る訳でもない。

取り敢えず、帰りにWONDAのカフェオーレを鴨方駅の改札口の傍にある自販機で買ってから5分程休んでからが大正解(?)だった。

それでも、小学校からの友達が居てくれて私を守ってくれてるので安心はできるし、家族だって私の事を大切に思ってくれてるしね。

私の家は「陽だまり」という海辺のカフェを経営していて、色々な海鮮物を使った料理を両親が振舞っていて、来てくれた人たちは美味しいと言ってくれるので、10年、20年・・・もこの店が続いたらいいなと思ってるし、いつか私が一人暮らしをするとなればという感じだけど先の話だからね。

「また明日ね」

バス停の所で愛李ちゃんとバイバイしてから私は店の入り口から入り、寒くなって来たので直行(?)でお風呂に入る事にした。

夜の8時半の港は静かな感じだった。

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